佐藤寿人は櫻川の記念すべきJ初ゴールの意味を語った
76分に交代するまで、櫻川は身体を張ったプレーで敵の脅威となった。チームは2-0で勝ち、同年代の選手や先輩たちからSNSなどで多くの祝福の言葉が届いた。
「自分のゴールで勝ちたいというのが一番だったので、それは本当に思いどおりでした。でも、ゴールするまではボールキープなどが五分五分で、ボールを失ってしまったところもあったので、試合の入りからもうちょっと集中したい。それから、プレーを改善するまで時間がかかってしまったので、もう少し早く自分で改善していきたいです。守備は最初の頃はトレーニングでは全然ダメで、他の選手にいろいろ助けてもらった。デビュー戦では後ろからのみんなのコーチングもあって、しっかり陣形を作って相手に前進させない守備ができたのかなと思います」
デビュー戦の反省点をそう語ったこの逸材の記念すべきJ初ゴールの意味を、寿人はアカデミーの先輩としての立場から次のように語った。
「全部が全部100点のプレーではなかったけど、いいプレーが多かったと思います。ゴールという形でみんなの期待に応えてくれました。彼がアカデミー出身というところでは、非常に大きな1点だったのかなと思います」
「自分のゴールで勝ちたいというのが一番だったので、それは本当に思いどおりでした。でも、ゴールするまではボールキープなどが五分五分で、ボールを失ってしまったところもあったので、試合の入りからもうちょっと集中したい。それから、プレーを改善するまで時間がかかってしまったので、もう少し早く自分で改善していきたいです。守備は最初の頃はトレーニングでは全然ダメで、他の選手にいろいろ助けてもらった。デビュー戦では後ろからのみんなのコーチングもあって、しっかり陣形を作って相手に前進させない守備ができたのかなと思います」
デビュー戦の反省点をそう語ったこの逸材の記念すべきJ初ゴールの意味を、寿人はアカデミーの先輩としての立場から次のように語った。
「全部が全部100点のプレーではなかったけど、いいプレーが多かったと思います。ゴールという形でみんなの期待に応えてくれました。彼がアカデミー出身というところでは、非常に大きな1点だったのかなと思います」
櫻川は今年の1月14日から長期間ではなかったものの、スペインの「セルタ U-19」で武者修行をした。そこで目にしたのは、とことんゴールにこだわるFWたちの姿だった。
「スペインの選手は、自分のポジションがFWだったら、そこからシュートを打つのかという位置からゴールを狙うとか、本当にゴールへの意識が強いんです。FWだと点が取れないと本当にヘコんでいますし、自分が点を取った日にはメチャメチャ喜んでいます。日本に帰ってきてから、自分も得点という結果にこだわれるように変われたのかなと思います」
試合前にはセリエAで活躍するベルギー代表FWロメル・ルカクのプレーの映像を見て参考にしているという櫻川は、7月16日に今後の目標をたずねられ、こう答えた。
「チームの勝利に貢献できるように活躍して、J2のリーグ戦ではあと5点くらい、いや10点くらい取っていければという思いはあります。U-19日本代表チームでは、10月にアジア予選があるので、そこでエースとして活躍できれば」
櫻川は7月18日のJ2第6節東京V戦で、1-2とビハインドの81分に交代出場した。
「途中からでも出られたら前で起点を作って、チームとして時間を作れるようにして、貢献できたらと思う」と話したように、ハイボールを競り合って味方に落とし、基準点となった。だが、ゴールは取れずにチームはそのまま敗れた。
それでも、東京Vのセンターバックの平智広は、記者の質問に答える形で「思っていたよりも(身体が)大きいなと思った。もっとメンタル的に成長すれば、すごく伸びる選手かなと思う」と櫻川を評した。
対戦相手の脅威になり、味方にとっては頼もしく心強い。櫻川がそんなエースストライカーに成長してチームを引っ張り、千葉をJ1の強豪クラブにする日をサポーターは待っている。
取材・文●赤沼圭子(フリーライター)
「スペインの選手は、自分のポジションがFWだったら、そこからシュートを打つのかという位置からゴールを狙うとか、本当にゴールへの意識が強いんです。FWだと点が取れないと本当にヘコんでいますし、自分が点を取った日にはメチャメチャ喜んでいます。日本に帰ってきてから、自分も得点という結果にこだわれるように変われたのかなと思います」
試合前にはセリエAで活躍するベルギー代表FWロメル・ルカクのプレーの映像を見て参考にしているという櫻川は、7月16日に今後の目標をたずねられ、こう答えた。
「チームの勝利に貢献できるように活躍して、J2のリーグ戦ではあと5点くらい、いや10点くらい取っていければという思いはあります。U-19日本代表チームでは、10月にアジア予選があるので、そこでエースとして活躍できれば」
櫻川は7月18日のJ2第6節東京V戦で、1-2とビハインドの81分に交代出場した。
「途中からでも出られたら前で起点を作って、チームとして時間を作れるようにして、貢献できたらと思う」と話したように、ハイボールを競り合って味方に落とし、基準点となった。だが、ゴールは取れずにチームはそのまま敗れた。
それでも、東京Vのセンターバックの平智広は、記者の質問に答える形で「思っていたよりも(身体が)大きいなと思った。もっとメンタル的に成長すれば、すごく伸びる選手かなと思う」と櫻川を評した。
対戦相手の脅威になり、味方にとっては頼もしく心強い。櫻川がそんなエースストライカーに成長してチームを引っ張り、千葉をJ1の強豪クラブにする日をサポーターは待っている。
取材・文●赤沼圭子(フリーライター)