『スポーツ朝鮮』のパク・サンギョン記者が語る。
この記事を書いた『スポーツ朝鮮』のパク・サンギョン記者はKリーグのキャンプ取材で先週1週間近く九州に滞在していた。新聞や雑誌はもちろん、テレビなどでも日本の新監督人事についての報道に接しながら、いくつかの違和感があると語ってくれたのが印象的だ。
「日本で一連の報道に接しながら感じたのは、半年前の韓国に似ているなということ。ブラジル・ワールドカップ後、韓国も外国人監督の招聘に動きながら相次いで断られ、状況打開のためにイ・ヨンス技術委員長が急きょ、欧州に飛んだ。
霜田技術委員長の渡欧もそれとダブりますが、各種メディアで多くの候補者の名前が浮上することに、いささかの違和感を覚えます。その根拠や誰がリークしているかなどは分かりませんが、あまりオープンにすると候補者たちとの交渉で不利に働くおそれがある。
なによりも4年契約ではなく1年区切りで評価するという方針を、なぜ現段階で明らかにする必要があったのか。仮にそれが内部決定だとしても、契約期間の詳細は交渉のテーブルで協議すべきではないかと思いました。
韓国と日本では仕事の進め方や情報公開の仕方に違いがあるのでしょうが、今の状況は日本にとってマイナスに働いているような気がしてなりません」
いずれにしても、日本代表の新監督人事に韓国も注目しているのは間違いない。
文:慎 武宏(スポーツライター)
「日本で一連の報道に接しながら感じたのは、半年前の韓国に似ているなということ。ブラジル・ワールドカップ後、韓国も外国人監督の招聘に動きながら相次いで断られ、状況打開のためにイ・ヨンス技術委員長が急きょ、欧州に飛んだ。
霜田技術委員長の渡欧もそれとダブりますが、各種メディアで多くの候補者の名前が浮上することに、いささかの違和感を覚えます。その根拠や誰がリークしているかなどは分かりませんが、あまりオープンにすると候補者たちとの交渉で不利に働くおそれがある。
なによりも4年契約ではなく1年区切りで評価するという方針を、なぜ現段階で明らかにする必要があったのか。仮にそれが内部決定だとしても、契約期間の詳細は交渉のテーブルで協議すべきではないかと思いました。
韓国と日本では仕事の進め方や情報公開の仕方に違いがあるのでしょうが、今の状況は日本にとってマイナスに働いているような気がしてなりません」
いずれにしても、日本代表の新監督人事に韓国も注目しているのは間違いない。
文:慎 武宏(スポーツライター)