決まらない時期も自信を失った様子はなかった
「(自信を失うとか)そういうのはまったくないです。自分の狙っている通りに、内に入って股下とかを、狙って。僕自身の意図としてやっているけれど、たまたま入っていないだけ。最後の部分には自信を持っているので、気持ち的な問題ではないと思います」(第5節ドルトムント戦)
昨年末のケルン戦後には、こんなことも語っていた。
「シーズン始まるまでは自分がこのチームでここまで試合に出ているというイメージはあんまりなかった。試合に出られているというのはいいことだし、いろんな部分で自分も成長を感じている。でも、試合に出たらでたでいろいろ苦しい部分もある。出られなかったときよりもいい悩みですけど、欲深いもので……」
そして、こう続けた。
「上を目指しているという証拠だとも思う。ひとつずつ、難しい時期になりましたけど、またここで頑張ればもう一回り成長できるはず。あと半年というか、試合数はたくさんあるので、しっかり試合で続けられるようにしたいなと思います」
昨年末のケルン戦後には、こんなことも語っていた。
「シーズン始まるまでは自分がこのチームでここまで試合に出ているというイメージはあんまりなかった。試合に出られているというのはいいことだし、いろんな部分で自分も成長を感じている。でも、試合に出たらでたでいろいろ苦しい部分もある。出られなかったときよりもいい悩みですけど、欲深いもので……」
そして、こう続けた。
「上を目指しているという証拠だとも思う。ひとつずつ、難しい時期になりましたけど、またここで頑張ればもう一回り成長できるはず。あと半年というか、試合数はたくさんあるので、しっかり試合で続けられるようにしたいなと思います」
なお、ようやく決まった鎌田のブンデスリーガ初ゴールは、泥臭いゴールだった。フライブルク戦の79分、ペナルティエリアで不用意な動きをしたドイツ代表DFロビン・コッホに一気に迫る。ボールを左足のつま先でかすめる形で放たれた3メートルの距離からのシュートがやっと、やっとゴールネットに収まった。1-3と苦しい展開だったチームにもたらした貴重な得点だ。
この日、鎌田は2トップのトップ下でスタメン起用され、躍動した。アディ・ヒュッター監督は「カマダはトップ下のポジションで本当にいいプレーを見せてくれた」と試合後に称賛を送った。35分にアンドレ・シウバが決めたゴールも、鎌田のシュートから生まれた。53分にもフリーでシュートチャンスもこれはGKのセーブにあっていた。
リーグで5試合勝ち星がなかったチームは、フライブルク戦からまた3バックシステムに回帰。長谷部誠も3バックの中央でレギュラー復帰を果たし、チームに確かな秩序と落ち着きをもたらした。軽率なミスから3失点というのはまだまだ改善の余地があるのは間違いないが、1-3から3-3に追いついたことには大きな価値があった。
長谷部から攻撃陣への正確でタイミングのいい好パスが配給されることで、攻撃の流れもだいぶ良くなっている。トップ下の位置でボールを呼び込む動きにたけた鎌田が、起点となるプレーで何度もチャンスを生み出していく。『Frankfurter Allgemeine』紙は鎌田が新システムの大事なギアとして機能していた点をあげ、「今後に向けて大きな希望になるだろう」と評していた。