最後は足を折られそうになりながら…
ついにゴール前まで来たマラドーナは、名手シルトンとの1対1のシーンついて「彼をかわそうとしたとき、狂ったかのように腕を伸ばしてきた」と語った。
「シルトンをつま先のタッチでかわしたあと、すぐにブッチャーが俺を追いかけてきた。ボールなんて二の次で、俺の足首をへし折りにきていたと思う。実際、こっちに滑り込んできていたからね。だけど、ボールはすでにゴールネットに向かっていた。『俺の足首とともに地獄へいけ。やったぞ、2-0だ!』と叫んだよ」
その後、ますますプレーに凄みを増したマラドーナは、準決勝のベルギー戦で2ゴール、西ドイツとのファイナルでは決勝点をアシスト。母国に史上2度目の世界一の称号をもたらした。
「シルトンをつま先のタッチでかわしたあと、すぐにブッチャーが俺を追いかけてきた。ボールなんて二の次で、俺の足首をへし折りにきていたと思う。実際、こっちに滑り込んできていたからね。だけど、ボールはすでにゴールネットに向かっていた。『俺の足首とともに地獄へいけ。やったぞ、2-0だ!』と叫んだよ」
その後、ますますプレーに凄みを増したマラドーナは、準決勝のベルギー戦で2ゴール、西ドイツとのファイナルでは決勝点をアシスト。母国に史上2度目の世界一の称号をもたらした。
そして、アルゼンチン・サッカー界のレジェンドは、インタビューで、こう言い残した。
「孫たちにはよく言い聞かせているんだ。『夢を決して諦めるな。挑戦を止めてはいけない』とね。夢のために戦ったから、こうした俺はここにいれるんだ」
構成●サッカーダイジェストWeb編集部