ゼロックス杯と大宮対ナシオナルを観戦。この2試合から予想を立てるのは不可能に近いが…
今シーズンを占うゼロックス・スーパーカップをTVに釘づけで観戦した。攻撃的な両チームが1試合に懸ける想いで戦っている試合は正直に楽しく、面白かった。積極的にアグレッシブに攻守に仕掛けていくサッカーは見ている人の心を掴む。
そこに世界を引っ張り続けている「イニエスタ」のようなハイレベルな選手もいる。彼に引っ張られる様に周りの選手のレベルも上がる。観ていて、お金の取れる試合であったことは間違いない。
PK戦では9人連続失敗という珍しい?シーンも見れた。たくさん外す選手が出るPK戦は見た事はあるがここまで連鎖したPK戦は初めてだった。
「PK戦」は運だ! というが、少年団から高校サッカーまでPK戦は多くの場合、僅差で勝者が決まりがちであることを考えると、運ばかりでなく実力も関係があるという観点も捨てられない。
PKでは、キッカーは1番と4番がキープレーヤーだという意見があったり、いや5番だ! という人(監督)もいたりする。
もちろん、外してしまった後のキッカーも大事で、今回のヴィッセル神戸対横浜F・マリノス戦で言えば、横浜の3番目の選手が外した後に神戸が外したのだが、このケースでは横浜が有利になる場合が多い。それが今回は4回も続いたのだ。
最後は山口蛍がここで残っていたのか? というタイミングで出てきて決着。笑える?笑えない? TVの前で、このPK戦を数人で観戦していたが、僕らは興奮冷めやらぬといった状態だった。
翌日は、大宮まで足を運び、生で大宮アルディージャ対ナシオナルのプレシーズンマッチを観戦して来た。J2本命であろう大宮が、トヨタカップ優勝という歴史を持つウルグアイのナシオナルとどんな試合になるか楽しみであった。
「寒かった~」というのが正直な感想。前半は大宮サポーターの構えるゴール裏で観戦した。メインが日陰で寒すぎて移動しながらの観戦。後半はナシオナルサポーター横のバックスタンドコーナーフラッグ前で観戦した。
ここは日向だ、と寒さを避けて観戦を楽しんだ。
試合は、前半はナシオナルの選手も「日本人、結構上手いな~」と思っていたのではないか。後半はナシオナルが大宮の中央をなかなか破れないなかで、サイドからのクロス一発で仕留めてナシオナルが先制。大宮は選手個々に「オッ」と思う選手やプレーはあったが、決めきる強さを感じる攻撃は見られなかった……。
今週からACL、ルヴァンカップが始まり、来週からはJリーグがJ1からスタートする。僕が先週に観戦した、この2試合から予想を立てるのは到底不可能に近い。
神戸の沖縄キャンプのトレーニングは2回も見に行った。僕の古巣でもあり、引退したクラブ。
神戸市から今の体制になり、努力が実る年になった2020年。天皇杯、ゼロックスを取り、素晴らしいスタートを切った。これも日本のJリーグの中で最も頑張り続けている一人の経営者の功労であろう。
そして市民がファン、サポーターが一つになってクラブを支え、クリムゾンカラーが日本一の集団になった。良い選手がいて、良い監督に率いられ勝利する。組織を経営するパワーは、どの世界へ行っても必要不可欠だと思う。
今シーズンはどんなシーズンになるのであろうか!? そして僕の予想は忘れてほしい(笑)。僕自身が予想のつかない、良い意味で予想を裏切ることのできるような1年にしたい。
予想など意味はない。目の前の事実を信じて追求していこう。
2020年2月12日
三浦泰年
そこに世界を引っ張り続けている「イニエスタ」のようなハイレベルな選手もいる。彼に引っ張られる様に周りの選手のレベルも上がる。観ていて、お金の取れる試合であったことは間違いない。
PK戦では9人連続失敗という珍しい?シーンも見れた。たくさん外す選手が出るPK戦は見た事はあるがここまで連鎖したPK戦は初めてだった。
「PK戦」は運だ! というが、少年団から高校サッカーまでPK戦は多くの場合、僅差で勝者が決まりがちであることを考えると、運ばかりでなく実力も関係があるという観点も捨てられない。
PKでは、キッカーは1番と4番がキープレーヤーだという意見があったり、いや5番だ! という人(監督)もいたりする。
もちろん、外してしまった後のキッカーも大事で、今回のヴィッセル神戸対横浜F・マリノス戦で言えば、横浜の3番目の選手が外した後に神戸が外したのだが、このケースでは横浜が有利になる場合が多い。それが今回は4回も続いたのだ。
最後は山口蛍がここで残っていたのか? というタイミングで出てきて決着。笑える?笑えない? TVの前で、このPK戦を数人で観戦していたが、僕らは興奮冷めやらぬといった状態だった。
翌日は、大宮まで足を運び、生で大宮アルディージャ対ナシオナルのプレシーズンマッチを観戦して来た。J2本命であろう大宮が、トヨタカップ優勝という歴史を持つウルグアイのナシオナルとどんな試合になるか楽しみであった。
「寒かった~」というのが正直な感想。前半は大宮サポーターの構えるゴール裏で観戦した。メインが日陰で寒すぎて移動しながらの観戦。後半はナシオナルサポーター横のバックスタンドコーナーフラッグ前で観戦した。
ここは日向だ、と寒さを避けて観戦を楽しんだ。
試合は、前半はナシオナルの選手も「日本人、結構上手いな~」と思っていたのではないか。後半はナシオナルが大宮の中央をなかなか破れないなかで、サイドからのクロス一発で仕留めてナシオナルが先制。大宮は選手個々に「オッ」と思う選手やプレーはあったが、決めきる強さを感じる攻撃は見られなかった……。
今週からACL、ルヴァンカップが始まり、来週からはJリーグがJ1からスタートする。僕が先週に観戦した、この2試合から予想を立てるのは到底不可能に近い。
神戸の沖縄キャンプのトレーニングは2回も見に行った。僕の古巣でもあり、引退したクラブ。
神戸市から今の体制になり、努力が実る年になった2020年。天皇杯、ゼロックスを取り、素晴らしいスタートを切った。これも日本のJリーグの中で最も頑張り続けている一人の経営者の功労であろう。
そして市民がファン、サポーターが一つになってクラブを支え、クリムゾンカラーが日本一の集団になった。良い選手がいて、良い監督に率いられ勝利する。組織を経営するパワーは、どの世界へ行っても必要不可欠だと思う。
今シーズンはどんなシーズンになるのであろうか!? そして僕の予想は忘れてほしい(笑)。僕自身が予想のつかない、良い意味で予想を裏切ることのできるような1年にしたい。
予想など意味はない。目の前の事実を信じて追求していこう。
2020年2月12日
三浦泰年
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