• トップ
  • ニュース一覧
  • 【三浦泰年の情熱地泰】母校・静岡学園が日本一!魅惑のスタイルは勝利優先主義では辿り着けない

【三浦泰年の情熱地泰】母校・静岡学園が日本一!魅惑のスタイルは勝利優先主義では辿り着けない

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年01月15日

「いつ」勝つかが大事。U-23日本代表も本当に勝つべき試合への準備を!

U-23アジア選手権では敗れた日本だが、三浦氏は「本当に勝つべき試合への準備をしなければならない」と今後への奮起を促す。(C) Getty Images

画像を見る

 Jリーグが発足して以降、ポイントを稼ぐサッカーが認められて魅力のあるサッカー、イコール勝点を稼ぐであったとしたら、清水、磐田の存在が気になる。

“王国復活”と呼ぶには、アマチュアの王者だけでは物足りない。それが静岡県民の想いだと思う。

 静岡学園は僕が3年間、学んだものからマイナスすることなく、常にプラスを積み重ねてきたはずだ。前監督の井田勝通氏(師)と現在指揮を執る川口監督の話、先輩・後輩たちの話から、それがよく分かり、見えて来る。

 青森山田という常勝軍団に勝利した意味の大きさは、この後のサッカーの発展、高校サッカーの発展のみならず、日本サッカーの発展に繋がると信じたい。

 一方で、U-23日本代表がグループリーグ2連敗で敗退したというニュースをインターネットで目にした。

 これもブラジルで試合を見ることが出来ていないが、国民に動揺が生まれてもおかしくない“現実”だと思う。

 プロの監督であれば負けることは許されず、悔しい感情を持たない監督は世界の何処にもいないであろう。ただどんなに有能な優れた監督でも、勝ち続けることは難しい。

 だから、いつ勝つか、いつ負けるかは大事な要素である。

 そういった状況は、リーグ戦の中でもシーズンの中でもある。日本代表であれば、オリンピック、ワールドカップ予選。これが勝たなくてはいけない「いつ」である。

 もちろん「全部勝て!」と言いたい気持ちは分かる。だが、それはブラジルだ……。

 ただ、戦う前にはないが、過ぎてみれば負けて良かった試合は存在する。それは勝たなくてはいけない試合を勝った時に分かるものなのだ。

 まずは慌てずに、落ち着いて、日本は自分たちのサッカーができるように自信を取り戻すことだ。そして、本当に勝つべき試合の準備をしていかなければいけない。

 静岡学園の後輩たちが日本一の座に就いたこの日が歴史になり、今後の静岡学園サッカー部が成長、発展し続けていくことが、日本のサッカー発展に繋がることを未来にイメージしたい。

素晴らしい日でした。
「ありがとう!静岡学園サッカー!」

2020年1月14日
三浦泰年
【関連記事】
【三浦泰年の情熱地泰】貴重なブラジルでの監督経験。感謝と刺激に包まれた“コッピーニャ”
【高校サッカー勢力図】2019選手権出場プレーヤー・出身都道府県ランキング!! あなたの出身地は何位?
「あんな選手と対戦したのは初めて」徳島市立を脱帽させた“鹿島内定”静学の松村優太は何が凄いのか? 【選手権】
「実は交代させようとしていたら…」静岡学園の指揮官が明かした歴史的逆転勝利の舞台裏【選手権】
「衝撃的だった」青森山田の“怪物ルーキー”松木玖生が認めた 静岡学園の凄み【選手権】

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 唯一無二の決定版!
    2月15日発売
    2024 J1&J2&J3
    選手名鑑
    60クラブを完全網羅!
    データ満載のNo.1名鑑
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト いざW杯予選へ!
    3月8日発売
    元代表戦士、識者らと考える
    日本代表の現在地と未来
    2026年へのポイントは?
    J1&J2全クラブ戦力値チェックも
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 夏の移籍を先取り調査!
    3月21日発売
    大シャッフルの予感
    SUMMER TRANSFER
    夏の移籍丸わかり
    完全攻略本2024
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ