【三浦泰年の情熱地泰】驚異の“心拍数”に表われるカズの強心臓ぶり。ただ感動の新国立競技場のピッチで見た姿は…

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年12月25日

カズをあの場に最初に立たせることを言い出した人に「ありがとうございます」

ブラジルで清水時代の恩師、レオン氏と再会。様々なことを語り合った。

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 話によるとレオンと、今年パルメラスを途中解任になった、ルイス・フェリペ・スコラーリ元ブラジル代表監督は同期らしい。比較的順調なキャリアを歩み、若いうちから大きなクラブの監督をやってきたフェリポンに対し、弱小クラブを勝たせて大きなクラブから代表監督にまでなったレオン。対照的な道を歩んできたふたりだが、フェリポンからはよく電話が来るという秘話も教えてもらった。

 そのレオンは、現在静養中だ。彼からの言葉は僕にとっても大きな宝である。

 選手時代、レオンが怖くて言ったことがある。「怖くてボールが蹴れない」と。レオンは冷静にさっきまでの激怒した口調から一変、穏やかな物言いになり、「三浦、絶対に怖がってはいけない。そのキックが俺の言う通り蹴れなくても、命までは持っていかれない」と言う。

「選手は絶対に怖がってはいけない」

 どんな状況でも心拍数を安定させることが大事なのである。

 あの緊張しないカズが新・国立競技場で緊張していたように見えた?! 本人に聞いてみなければ分からないが130はあったであろう(笑)。

 セレモニーに登場した彼の身体が物語るように、我々年代の身体ではない。そして見た目だけではない。彼はピッチで走るのだから……。もちろん心拍数の回復力は落ちているであろう。

 ただ彼が心拍数を気にしなくてもいい日が来るまで、彼は永遠に努力をし続けるであろう。

 カズをあの場に最初に立たせることを言い出した人に「ありがとうございます」。感謝の気持ちでいっぱいです。心拍数は200近くまで上がりながら見守りました(兄として)。

 そしてカズはこの日を初めとして、また国立競技場を新しいサッカー人の聖地にするために、まずは選手として貢献できるようスタートする。

2019年12月25日
三浦泰年

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