怯むことなく力を誇示して中国を粉砕。
今大会の日本は、先制されるケースが目立った。それでも最後は執念で試合を乗り切り、この決勝戦の舞台まで這い上がってきた。その経験が大事なところで生きた。後半の日本は、中国にほぼ何もさせず、ぐうの音も言わさずに叩きのめしたのだから。
65分、中村のCKを中田浩が胸で押し込み、日本が再びリードする。77分のピンチは川口が二度に渡ってセーブする。次第に戸惑いの色を隠せなくなっていく中国。攻略の糸口を探そうとパスを回すが、打開策は見つからない。逆に日本は、相手の浅いバックラインを下げようと、裏を取るようなパスを何度も通す。もはや勝負は決したようなものだった。
前に意識が傾いた中国守備陣をあざ笑うかのように、中村が必殺スルーパスを玉田へ送る。ダメ押しゴールを背番号20がゲットした瞬間、中国の動きはパッタリと止まり、スタジアムは静けさに包まれた。と同時に、日本代表の、アジアカップ連覇へのカウントダウンが始まった。
6万2000人もの観衆を集めたアウェーの地で、怯むことなく力を誇示して中国を粉砕。大会中、大音響のブーイングに晒され、アジアの新勢力に強烈な突き上げを食らったジーコジャパン。しかし、苦しい戦いを通して得ることになったより大きな経験と自信を携え、祖国へと凱旋を果たす。今はただ、逞しき猛者たちに万雷の拍手を贈ろう。
65分、中村のCKを中田浩が胸で押し込み、日本が再びリードする。77分のピンチは川口が二度に渡ってセーブする。次第に戸惑いの色を隠せなくなっていく中国。攻略の糸口を探そうとパスを回すが、打開策は見つからない。逆に日本は、相手の浅いバックラインを下げようと、裏を取るようなパスを何度も通す。もはや勝負は決したようなものだった。
前に意識が傾いた中国守備陣をあざ笑うかのように、中村が必殺スルーパスを玉田へ送る。ダメ押しゴールを背番号20がゲットした瞬間、中国の動きはパッタリと止まり、スタジアムは静けさに包まれた。と同時に、日本代表の、アジアカップ連覇へのカウントダウンが始まった。
6万2000人もの観衆を集めたアウェーの地で、怯むことなく力を誇示して中国を粉砕。大会中、大音響のブーイングに晒され、アジアの新勢力に強烈な突き上げを食らったジーコジャパン。しかし、苦しい戦いを通して得ることになったより大きな経験と自信を携え、祖国へと凱旋を果たす。今はただ、逞しき猛者たちに万雷の拍手を贈ろう。