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「最悪の抽選結果」EURO本大会で“死の組”に入ったフランスに衝撃! デシャンの幸運は尽きたのか?【現地発】

カテゴリ:ワールド

結城麻里

2019年12月03日

デシャンの幸運が尽きたのか?

プラティニ(右端)が揶揄したことから、デシャン(右から2人目)には「幸運の男」のイメージが。(C) Getty Images

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 実は、現役時代のデシャンが1998年ワールドチャンピオンに輝いた後、レジェンドのミシェル・プラティニが、「デシャンは才能がないのに、いつも幸運に恵まれていて勝利する」と放言したことがあった。

 以来メディアは事あるごとに、「デシャンには幸運がついている」と笑いの種にしてきた。当時のデシャンは気を悪くしたようだが、やがてプラティニが謝り、デシャンも水に流した経緯がある。

 だがその後もメディアでは、「デシャンにはシャットがついている」が大流行。「幸運」を「シャット」(雌猫)に言い換えて、デシャンが幸運に恵まれるたびに、猫の鳴き声を流したり、猫のイラストをつけたりするようになった。

 フランスの俗語では「シャット」には女性器の意味が含まれ、幸福を呼ぶラッキーシンボルになっているためだ。2018年ワールドカップ終盤には、デシャン監督のイラストに、猫とオリビエ・ジルーのイラストが添えられるようになったほど。下ネタ風刺が大好きな大衆に大ウケだった。

 選手としても監督としても世界制覇を成し遂げた史上3番目の名手となったいま、デシャンの実力を疑う者はいなくなった。

 ただ、これまではビッグコンペティションのたびに与しやすいグループを引き当て、幸運を呼び込んできたのも事実だ。

 その幸運が、今回の抽選では突然消えてしまった。「大吉」のおみくじから一気に「大凶」のおみくじに移行したような、縁起の悪い感覚ではある。

 もっともこれで、監督自身もスタッフも選手たちも、また人々もメディアも、一気に目を覚ました。デシャン監督も「首位をめざす」と明言。レ・ブルー(フランス代表の愛称)は、本拠地をクレールフォンテーヌに置き、「戦地」に出陣する方向で大会準備に突入する。

 そして、翌12月1日付『L’EQUIPE』本紙は、トロフィーを囲んで記念撮影する「死のグループ」に入った監督3人の写真を一面に掲載し、「愛のグループ」の大見出しを打った。粋な皮肉でプレッシャーを笑い飛ばしたい決意の表われだ。
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