「明治大がもうひとつ上のステージにいくために」
53分に振り出しに戻され、佐藤(亮)の脳裏をかすめていた予感は的中してしまったものの、途中出場のFW狩土名禅がピッチに入った8分後の70分に値千金の決勝ゴールを叩き込んだ。粘る順天堂大を2-1で退け、明治大が勝ちきった。
スタンドで応援を続けてくれたチームメイトや関係者とともに喜びを分かち合い、試合後に優勝のフォトセッション。選手たちに身を任せた栗田監督が何度も宙を舞った。
だが、着替えを終えて取材エリアに現われる頃には、誰もが“先”を見据えていた。
「僕ら4年生が1年生の時、先輩たちが総理大臣杯とリーグ戦を獲って、ここまではたどり着いているので、そこを超えたいと思います。明治大がもうひとつ上のステージにいくためにインカレで優勝して、初の三冠を達成したいです!」
スタンドで応援を続けてくれたチームメイトや関係者とともに喜びを分かち合い、試合後に優勝のフォトセッション。選手たちに身を任せた栗田監督が何度も宙を舞った。
だが、着替えを終えて取材エリアに現われる頃には、誰もが“先”を見据えていた。
「僕ら4年生が1年生の時、先輩たちが総理大臣杯とリーグ戦を獲って、ここまではたどり着いているので、そこを超えたいと思います。明治大がもうひとつ上のステージにいくためにインカレで優勝して、初の三冠を達成したいです!」
チーム一のハリキリボーイ、森下の声が一段と高くなった。
シーズンラストを飾るインカレは全国から24校が集結し、12月11日に開幕する。“挑越”を今季のスローガンに掲げる明治大は2回戦からの登場だ。
取材・文●小室功(オフィスプリマベーラ)