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ベレーザが空前のリーグ5連覇を達成!エース田中美南が東京五輪に出場するためには何が必要なのか?

カテゴリ:日本代表

西森彰

2019年11月03日

代表定着に必要なものとは?

カナダ戦では途中出場で存在感を発揮した。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 では、このなでしこリーグのナンバーワン・ストライカーが、来年の東京オリンピックでプレーするためには、何が必要なのだろうか。今、アピールすべきは「ケタ外れの得点力」(これは、既に彼女が残したここ数年の数字が示している)ではなく、「夏場の連戦中、どんな起用法もこなせる柔軟性」だろう。
 
 先月のなでしこジャパンの国際親善試合、カナダ戦でも「状況に応じたプレー」を、改めて代表選手へのキーワードに挙げた高倉監督。「頭の中でシミュレーションするだけでも難しい」(高倉監督)と、来夏の戦いでは複数ポジションをこなすこともメンバー入りの絶対条件としている。
 
 もともと、2012年のヤングなでしこでは、右サイドのアタッカーとして出場した田中。機動力を活かし、チームメイトの得点もお膳立てした。多くの攻撃バリエーションを持っていた当時のチームについて「あの時はやっていて楽しかった」と振り返っている。
 
 もちろん、より多くの責任とプライドを感じる現在は「中央での仕事にこだわりを持っている」が、本来は、点を取る以外の仕事もできる選手だ。カナダ戦で見せたサイドのルーズボールや、遠目の相手ボールホルダーを追いかける長いラン。さらに、中央から外へ開いてのチャンスメイクなど、チームを助けるプレーができたからこそ、多くの新戦力が再選を阻まれる中、南アフリカ戦での連続招集に繋がった(招集後、怪我で途中離脱)。

 連携を成熟させた女子ワールドカップ組に比べて、やや後ろからのスタートを強いられる田中。先行集団に追いつくためには、一つひとつのオーダーを忠実にこなし、指揮官やチームメイトからさらに大きな信頼を勝ち取る必要がある。
 
取材・文●西森 彰(フリーライター)
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