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モンゴル戦での“危機感”が橋本&堂安を成長へと導いた。11月のアジア2次予選では思い切った選手起用を見てみたい

カテゴリ:日本代表

佐藤俊

2019年10月17日

もっと若い選手を組ませてみても良いのではないか…

10月の2連戦で巧みな選手マネジメントをみせた森保監督。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 堂安律のプレーにも、その“危機感”が見えた。
 
 モンゴル戦、右サイドで出場した伊東純也は3アシストの活躍だった。堂安は、それまで森保ジャパンで17試合に出場していたが得点は3点。1月のアジアカップのベトナム戦以降ゴールが遠ざかっていた。伊東の活躍を見て、次は自分だという気持ちがたぎっていたのは容易に察しが付く。
 
 タジキスタン戦にスタメン出場した堂安は、これまで以上に積極的だった。自分がアクセントになって攻撃の形を作る役割を果たしつつ、常にフィニッシュをイメージしてプレーしていた。なんとなく、いつでも点を取れるムードに流され、自分がフィニッシュを決めるという気概を持ってプレーしている選手が少ないように見えただけに、そういう気持ちを発散し、プレーしていた堂安の姿はこの試合でひときわ目立っていた。結果的に堂安はゴールを決められなかったが、タジキスタン戦で見せた貪欲さは、今後につながるプレーだった。
 
 モンゴル戦で外されて今回のタジキスタン戦で見事なプレーを見せた橋本、堂安以外では、ケガをした冨安健洋以外選手を入れ替えることをしなかった。森保監督のなかで控えとレギュラーと間に差があるのか、それとも慎重に見ているのかは分からない。しかし、GK、あるいはCBの吉田麻也をあえて外し、若い選手で組ませてみてもいいのではないだろうか。
 
 公式戦でチャレンジができるのは、この2次予選だけ。最終予選では冒険ができないので、今のうちに選手の相性など、攻撃面だけではなく、守備面でも可能性を広げていくべきだろう。
 
 10月の2連戦では、遠藤と伊東の良さを出しつつ、橋本と堂安に成長するチャンスを与え、それに二人は応えた。次は思い切った選手の起用も見てみたい。
 
取材・文●佐藤俊(スポーツライター)

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