【栃木】J2残留のキーマンへ!MF古波津辰希が4年目の今季、例年以上に懸けていたワケ

カテゴリ:Jリーグ

桜井 誠

2019年10月04日

40人近い大所帯の栃木。ボランチの定位置争いも例年になく激戦に

 とはいえ、今シーズンの栃木は補強を繰り返し、選手が40人近い大所帯に膨れ上がっている。ボランチの定位置争いも例年になく激戦で、ベテランの枝村匠馬、ブラジル人のヘニキやユウリら以上の評価を得ないと出場は難しい。「チームでやるべきことははっきりしている。そこで自分の良さを継続して出していくだけ。スタッフは必ず見てくれている」との思いでピッチを駆ける日々だ。
 
 J3降格圏を抜け出せない現状には「どんな時も声援を送り続けてくれるサポーターには、申し訳ない気持ちでいっぱい」と繰り返す。今季、初先発となった水戸戦は0-3で敗戦。今シーズンの課題となっている“試合開始直後の失点”をまたもや相手に許し、押し切られた。「甘さが出た。これ以上、同じミスを繰り返してはいけない。これでは勝てる試合も勝てない」と語気を強める。続くアウェー・岐阜戦はスコアレスドロー。「勝ちきれなかった」と悔しさをにじませた。
 
 J2はいよいよ佳境を迎え、より順位争いが厳しくなってきた。直近2試合はベンチからチームメイトのプレーを見守っている。「まだ結果を出していない。目の前の試合をしっかり戦っていくだけ」と古波津。勝負を諦めない強い眼差しは、チーム、そして自身の反転攻勢へしっかりと向けられている。
 
取材・文●桜井誠(下野新聞社)
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