苦しみ抜いた先に待っていた歓喜。
最後は横谷の決定的なシュートを松井がストップ。背番号1が大きくボールを蹴り上げた瞬間、徳島のJ1行きを告げる笛が鳴り響く。
「出来過ぎだった。CKから最近決められていなかったけど、チヨがよく決めてくれた。不調気味だった津田も準決勝で裏へ抜け出してPKを取っていたから、今日もやってくれるんじゃないかな、という予感はあった。みんなの良いところばかりが出たね(笑)」(小林監督)
試合後は歓喜の輪が幾重にもできて、小林監督が胴上げされた。スタンドをマリンブルーに染めた数多くのファンが今年一番の笑みを浮かべ、ピッチと一体になる。苦しみ抜いた先に待っていた、歓喜の瞬間だった。
「来季はこのプレーオフよりも、さらに厳しい戦いが待っている。でも今日ぐらいはそこまで考えず、喜びに浸りたいと思う(笑)」(千代反田)
J2の三番手で昇格したチームは、ここ数年苦戦を強いられている。来季、徳島にも厳しいシーズンが待っているはずで、様々な面でJ1仕様への転換が求められるだろう。
とはいえその一方で、四国初だからこそのカラーを打ち出し、Jリーグ全体を盛り上げる存在にもなれるに違いない。この日の一丸となった粘り強さと勇気に満ちた戦いをベースにすれば、徳島は一層、輝けるはずだ。
取材・文:塚越 始(週刊サッカーダイジェスト)
【SD写真館】J1昇格プレーオフ――激闘の記憶
「出来過ぎだった。CKから最近決められていなかったけど、チヨがよく決めてくれた。不調気味だった津田も準決勝で裏へ抜け出してPKを取っていたから、今日もやってくれるんじゃないかな、という予感はあった。みんなの良いところばかりが出たね(笑)」(小林監督)
試合後は歓喜の輪が幾重にもできて、小林監督が胴上げされた。スタンドをマリンブルーに染めた数多くのファンが今年一番の笑みを浮かべ、ピッチと一体になる。苦しみ抜いた先に待っていた、歓喜の瞬間だった。
「来季はこのプレーオフよりも、さらに厳しい戦いが待っている。でも今日ぐらいはそこまで考えず、喜びに浸りたいと思う(笑)」(千代反田)
J2の三番手で昇格したチームは、ここ数年苦戦を強いられている。来季、徳島にも厳しいシーズンが待っているはずで、様々な面でJ1仕様への転換が求められるだろう。
とはいえその一方で、四国初だからこそのカラーを打ち出し、Jリーグ全体を盛り上げる存在にもなれるに違いない。この日の一丸となった粘り強さと勇気に満ちた戦いをベースにすれば、徳島は一層、輝けるはずだ。
取材・文:塚越 始(週刊サッカーダイジェスト)
【SD写真館】J1昇格プレーオフ――激闘の記憶