大分時代に14連敗を経験するGK西川は「絶対にいけないのはチームがバラバラになること」
しかし、攻撃の質が高まらないことが逆の効果も生む。テンポ良くボールを運べないために苦しい状況に追い込まれ、敵陣に侵入しても歯切れの悪いプレーが多くなってシュートやクロスで終われず、ボールの失い方が悪くなっては相手の攻撃が良い状況で始まるという悪い流れが生まれている。今の浦和は公式戦15試合連続して無失点で終えることができていない。すべてが悪循環に陥っていると言える。
そして、浦和はリーグ戦15位と完全に残留争いに巻き込まれているが、そうした苦しいチーム状況の経験を持つ選手が少ない。大分トリニータ時代に14連敗を経験している西川周作は、その当時の経験を踏まえ「絶対にいけないのは、チームがバラバラになること。他人のせいにするのではなく、自分は何ができたかと考えること」と話す。一方で、「今のチームはロッカールームを見ても、バラバラになってはいない。ひとつになって戦える」と話したのはひとつの救いだ。28日は16位のサガン鳥栖と対戦するリーグ戦の大一番だ。もがき続ける浦和に、出口の光が見えるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【天皇杯PHOTO】浦和 0-2 Honda FC|前回王者を破り満面の笑みを見せるHonda FC!
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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