• トップ
  • ニュース一覧
  • マジョルカはなぜ久保建英を獲得したのか?熱血監督が期待する役割は「攻撃の中心」【現地レポート】

マジョルカはなぜ久保建英を獲得したのか?熱血監督が期待する役割は「攻撃の中心」【現地レポート】

カテゴリ:カテゴリ

ガブリエル・フォルテサ(スペイン『AS』紙記者)

2019年08月26日

違いを作り出す実力も精神力も備わっている

マドリーでのプレシーズンに存在感を発揮したが、久保はレンタル移籍を決断した。(C) Getty Images

画像を見る

 久保は、たしかにまだ18歳と若い。しかし個人的な見解を言わせてもらうと、彼には首脳陣が期待する攻撃面で違いを作り出す役割をこなすだけの実力も精神力もすでに備わっている。なおかつ試合を重ねることで経験値を高め、残留にも貢献を果たすことができれば、自ずと1年後のマドリー復帰への道も開けてくるはずだ。

 またマドリーはこれまで、レンタルに出す選手に対しては、自軍との試合の出場を禁止する“クラウスラ・デル・ミエド”(恐怖条項)を付帯していたが、今シーズンから撤廃となり、久保の契約にも盛り込まれていない。古巣との試合も大きな関心の的となるだろう。

 いまからソン・モイス(マジョルカの本拠地)の観客が久保のゴールやアシストに熱狂する光景が目に浮かんでくる。近年ヨーロッパに上陸する日本人選手が増加傾向にあるが、その中でもこの宝石は特別な存在だ。マジョルカのファンは、近い将来にヨーロッパを代表するクラックへと成長する可能性を秘めている、若きサムライの最初の一歩を目撃することになるのだ。

 マジョルキニスモの特大の期待を背負って、久保の新たな挑戦がスタートする。

文●ガブリエル・フォルテサ(AS紙マジョルカ番記者)
翻訳●下村正幸
 
【関連記事】
久保建英、マジョルカ入団の舞台裏。一度はマドリー残留に傾きながら、レンタル移籍を決断させた2つの理由【現地レポート】
「クボを迎えるのは喜びだったが…」カスティージャ指揮官ラウールが久保建英のマジョルカ移籍を語る!
「え? クボがどうしたって?」久保建英について問われたマジョルカ指揮官は怒りを滲ませて…
「久保建英はエトーとボルハを手本にせよ」マドリーからマジョルカに渡って成功した名手をスペイン紙が特集!
「同じ過ちを繰り返すだけだった…」久保建英が下したレンタル移籍の“決断”をスペイン紙が称える

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2025年7月号
    6月10日(火)発売
    今、面白いクラブを総力特集‼
    ファジアーノ岡山
    徹底読本
    クラブが辿った奇跡のストーリーに迫る
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2025年7月3日号
    6月19日発売
    新生レアル・マドリー完全攻略読本
    シャビ・アロンソ新体制が始動
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ