久保建英のレンタル獲得オファーを提示した“リーガ1部・5クラブ”とはどこなのか

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年08月03日

「ベイルやイスコよりオファーが多い」と皮肉も

 まず『DON BALON』誌は「マドリーのプレシーズンにおける最大の発見は、タケフサ・クボだ」と評し、「プレーの質、戦術眼、連動性、確固たる自信……いずれも素晴らしい。誰もが一見するだけで虜になってしまうプレーヤーだ」と称えている。
 
 そのうえで同誌は、全治6か月以上の大怪我を負ったマルコ・アセンシオに触れ、久保と同じ右サイドでの起用が濃厚なヴィニシオス・ジュニオール、ルーカス・バスケスのふたりがジダン監督の信頼を失いつつある点など、独自の見解を織り交ぜながら論調を展開。「もはやクボはカスティージャとともに3部リーグでプレーするレベルではない。トップリーグで活躍できる選手で、本来なら右サイドでの出場が望めるはずだ」と言い切る。
 
 しかしここで壁となるのは、マドリーのEU外選手枠だという。
 
 現時点ではフェデリコ・バルベルデ(ウルグアイ国籍)、エデル・ミリタン、そしてヴィニシウス(ともにブラジル国籍)の3選手で枠を埋める見込みだ。ただ、近日中にもバルベルデがEUパスポートを取得できる予定で、同誌はその1枠が、久保と同い年で今夏加入のロドリゴに与えられると見ている。「獲得に4500万ユーロ(約57億円)を投じた選手。ペレス会長が押し切るに違いない」という理由でだ。

 
 となれば、「クボが丸1年間、トップリーグでプレーできない可能性がある」とし、「ローン移籍が彼にとってもマドリーにとっても実り多き選択肢となるのではないか」と投げかける。そこで紹介されたのが、マドリーに正式オファーを出している5クラブの実名だ。
 
 同誌は「レバンテ(昨季15位)、エスパニョール(昨季7位)、バジャドリー(昨季16位)、マジョルカ(昨季2部・5位/昇格プレーオフ優勝)、ビジャレアル(昨季14位)が名乗りを上げている」と書き綴り、「ガレス・ベイルやイスコへのオファーよりも多い」と皮肉った。
 
 いずれもラ・リーガを代表する伝統的な中小クラブで、もし久保が加わることになれば、2019-20シーズンを通して主軸を張れる公算が高いが──。ここから先は仮定の話でしかない。
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