【日本代表】SBの最新序列
選手名 | 対応 ポジション |
序列 |
長友佑都 | 左右 | レギュラー候補 |
酒井高徳 | 左右 | レギュラー候補 |
太田宏介 | 左 | バックアップ |
酒井宏樹 | 右 | バックアップ |
松原 健 | 右 | 構想外? |
西 大伍 | 右 | 構想外? |
信頼に欠けるのは酒井高徳も同じだろう。スルーパスやクロスを積極的に出す攻撃面での働きが光る半面、守備の貢献は不十分だ。とりわけジャマイカ戦では、内に切り込まれてはいけない場面で比較的あっさりと中央のエリアに侵入されるなど、軽い対応が目に付いた。
9月5日のウルグアイ戦で失点に絡んだ酒井宏樹、出番さえなかった西大伍と松原健がアギーレ監督の信頼を掴んでいない右SBは、9月9日のベネズエラ戦から3試合連続スタメンの酒井高をレギュラー候補としたが、いわば“消去法”でそうしたに過ぎない。
このように、アギーレ監督の下では圧倒的なパフォーマンスを披露したSBがいないのだから、内田待望論が出るのは必然だろう。左右とも不動のレギュラーが不在という状況は、アジアカップに向けての不安要素と言わざるを得ない。
アギーレ監督に求められているSBの役割を「正確にはまだ分からない」と太田が言うように、戦術面での約束事が浸透していない。そこから察するに今後の定位置争いでのポイントは、前任者のザッケローニが志向したポゼッションサッカーとは正反対と言える堅守速攻のスタイルに、誰がいち早くフィットできるか。もっとも、それはSBに限った話ではないのだが……。もはやテストとは言っていられない11月の2連戦(14日のホンジュラス戦、18日のオーストラリア戦)でのスタメン選びに、まずは注目したい。