【アギーレジャパンのSB考察】決め手に欠ける定位置争い

カテゴリ:日本代表

週刊サッカーダイジェスト編集部

2014年11月10日

不動のレギュラーが不在。内田待望論が出るのは必然だ。

アギーレ体制下での4試合中3試合に先発出場した酒井高。攻撃面ではアピールしたが、守備面での貢献は不十分だった。 (C) SOCCER DIGEST

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週刊サッカーダイジェストが考える
【日本代表】
SBの最新序列
選手名 対応
ポジション
序列
長友佑都 左右 レギュラー候補
酒井高徳 左右 レギュラー候補
太田宏介 バックアップ
酒井宏樹 バックアップ
松原 健 構想外?
西 大伍 構想外?
 
  信頼に欠けるのは酒井高徳も同じだろう。スルーパスやクロスを積極的に出す攻撃面での働きが光る半面、守備の貢献は不十分だ。とりわけジャマイカ戦では、内に切り込まれてはいけない場面で比較的あっさりと中央のエリアに侵入されるなど、軽い対応が目に付いた。
 
 9月5日のウルグアイ戦で失点に絡んだ酒井宏樹、出番さえなかった西大伍と松原健がアギーレ監督の信頼を掴んでいない右SBは、9月9日のベネズエラ戦から3試合連続スタメンの酒井高をレギュラー候補としたが、いわば“消去法”でそうしたに過ぎない。
 
 このように、アギーレ監督の下では圧倒的なパフォーマンスを披露したSBがいないのだから、内田待望論が出るのは必然だろう。左右とも不動のレギュラーが不在という状況は、アジアカップに向けての不安要素と言わざるを得ない。
 
 アギーレ監督に求められているSBの役割を「正確にはまだ分からない」と太田が言うように、戦術面での約束事が浸透していない。そこから察するに今後の定位置争いでのポイントは、前任者のザッケローニが志向したポゼッションサッカーとは正反対と言える堅守速攻のスタイルに、誰がいち早くフィットできるか。もっとも、それはSBに限った話ではないのだが……。もはやテストとは言っていられない11月の2連戦(14日のホンジュラス戦、18日のオーストラリア戦)でのスタメン選びに、まずは注目したい。
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