本田圭佑――敵に研究されてからは違いを作り出せていないが…

マークが厳しくなってきたことでここ試合では目に見える結果は残せていない本田だが、コンディションの良さは相変わらず。そろそろアギーレ体制での初ゴールを見たい。 (C) Getty Images
MF
長谷部 誠(フランクフルト)
今季成績:10試合・0得点
加入1年目にしてフランクフルトで早々に地歩を固め、公式戦の全12試合に先発出場。4-2-3-1システムにおける2ボランチの一角を担い、シンプルなパスワークを武器に攻撃のリズムを刻んでいる。
攻守の両局面におけるツボを押さえたポジショニングや、ファウルを厭わないハードな寄せも特筆すべきものだ。
チームは4連敗中と調子を落としているものの、長谷部のパフォーマンス自体は批判されるものではない。
MF
香川 真司(ドルトムント)
今季成績:8試合・1得点
よもやの降格圏に沈むドルトムント同様、周囲を満足させる結果を残せているわけではない。
それでも直近のブンデスリーガ10節のバイエルン戦では、クオリティーの高さを改めて証明。ドイツ王者が誇る猛烈なプレッシングに晒されても、十八番の鋭いターンや細かいボールタッチを活かしながら、相手守備陣の脅威となり続けた。
時間もスペースも限られたなかで違いを作り出せる、香川らしさは健在だ。
FW
本田圭祐(ミラン)
今季成績:10試合・6得点
前回の国際Aマッチウィークから帰国後、セリエAの4試合に先発出場し、開幕からの連続スタメン記録は10まで延びた。
7節のヴェローナ戦では、カウンターから裏のスペースに走り込む動きで2得点、この時点で得点ランキングの首位タイに並んだ。オフ・ザ・ボールでスペースを狙う動きは、昨季まではあまり見られなかったもので、大きな進歩を見せている。
しかしその後の3試合では、相手に研究されてきたこともあり、ビルドアップから効果的にチャンスを作り出せないというチームの弱点が露呈。2分1敗と減速し、本田もそのなかで違いを作り出せないでいる。
FW
岡崎 慎司(マインツ)
今季成績:9試合・6得点
直近4試合で1ゴールと、数字のうえでは得点を量産していた開幕直後の勢いを失いつつあるが、全体的なパフォーマンスの質は下がっていない。
持ち前のハードワークやシャープな動き出しに翳りはなく、マインツ不動のCFとして君臨。ブンデスリーガ10節のブレーメン戦では、エリア内で複数の守備者に前方を塞がれながらも、巧みにシュート態勢を整え、得点ランキングのトップタイに躍り出る今季6点目を奪ってみせた。
FW
乾 貴士(フランクフルト)
今季成績:9試合・0得点
トーマス・シャーフ新監督の信頼を掴み、自身が希望していたトップ下を中心に、左右両サイドでもコンスタントな出場機会を得ている。
冴えているのは、得意のドリブルを主体としたチャンスメークで、味方のシュートに結び付くキーパスも少なくない。
その一方で、物足りなさが否めないのはフィニッシュの精度だ。シュート意識は低くないものの、枠を捉える確率が低い。13年3月以降、ブンデスリーガではゴールから遠ざかっている。
文:遠藤 孝輔・松澤 浩三・片野 道郎
長谷部 誠(フランクフルト)
今季成績:10試合・0得点
加入1年目にしてフランクフルトで早々に地歩を固め、公式戦の全12試合に先発出場。4-2-3-1システムにおける2ボランチの一角を担い、シンプルなパスワークを武器に攻撃のリズムを刻んでいる。
攻守の両局面におけるツボを押さえたポジショニングや、ファウルを厭わないハードな寄せも特筆すべきものだ。
チームは4連敗中と調子を落としているものの、長谷部のパフォーマンス自体は批判されるものではない。
MF
香川 真司(ドルトムント)
今季成績:8試合・1得点
よもやの降格圏に沈むドルトムント同様、周囲を満足させる結果を残せているわけではない。
それでも直近のブンデスリーガ10節のバイエルン戦では、クオリティーの高さを改めて証明。ドイツ王者が誇る猛烈なプレッシングに晒されても、十八番の鋭いターンや細かいボールタッチを活かしながら、相手守備陣の脅威となり続けた。
時間もスペースも限られたなかで違いを作り出せる、香川らしさは健在だ。
FW
本田圭祐(ミラン)
今季成績:10試合・6得点
前回の国際Aマッチウィークから帰国後、セリエAの4試合に先発出場し、開幕からの連続スタメン記録は10まで延びた。
7節のヴェローナ戦では、カウンターから裏のスペースに走り込む動きで2得点、この時点で得点ランキングの首位タイに並んだ。オフ・ザ・ボールでスペースを狙う動きは、昨季まではあまり見られなかったもので、大きな進歩を見せている。
しかしその後の3試合では、相手に研究されてきたこともあり、ビルドアップから効果的にチャンスを作り出せないというチームの弱点が露呈。2分1敗と減速し、本田もそのなかで違いを作り出せないでいる。
FW
岡崎 慎司(マインツ)
今季成績:9試合・6得点
直近4試合で1ゴールと、数字のうえでは得点を量産していた開幕直後の勢いを失いつつあるが、全体的なパフォーマンスの質は下がっていない。
持ち前のハードワークやシャープな動き出しに翳りはなく、マインツ不動のCFとして君臨。ブンデスリーガ10節のブレーメン戦では、エリア内で複数の守備者に前方を塞がれながらも、巧みにシュート態勢を整え、得点ランキングのトップタイに躍り出る今季6点目を奪ってみせた。
FW
乾 貴士(フランクフルト)
今季成績:9試合・0得点
トーマス・シャーフ新監督の信頼を掴み、自身が希望していたトップ下を中心に、左右両サイドでもコンスタントな出場機会を得ている。
冴えているのは、得意のドリブルを主体としたチャンスメークで、味方のシュートに結び付くキーパスも少なくない。
その一方で、物足りなさが否めないのはフィニッシュの精度だ。シュート意識は低くないものの、枠を捉える確率が低い。13年3月以降、ブンデスリーガではゴールから遠ざかっている。
文:遠藤 孝輔・松澤 浩三・片野 道郎