観衆わずか3140人。敵地での試合にもかかわらずサポーターの数は浦和が優勢
結局、この決勝トーナメント1回戦――しかも決着がつく第2戦であるにもかかわらず、観衆はわずか3140人。「浦和のサポーターのほうが多く、ホームのような雰囲気を作ってくれた。その声が僕らに一歩、二歩、前へ向かわせてくれた。この勝利はサポーターのお陰です」と、槙野は試合後に言った。
実際、蔚山現代サポーターの中には、興梠の2点目が決まった直後、帰りだす人もいた。熱量の差は少なからず感じられた。
『スポーツ韓国』電子版はこの試合について、「豪雨の中でファンを失望させた」と題したレポートを掲載した。「弁解の余地のない完敗」と言い切り、その中でサポーターについても描写していた。
「梅雨の季節の豪雨となったが、サポーターは全身ずぶ濡れになりながら、選手とともに戦った。サポーターの人数は浦和のほうが多かったが、ピッチの外の戦いでも負けていなかった。しかし、失点するたびにそのトーンは下がってしまった。そのあたりは浦和のサポーターとは対照的だった」
ただ、そんな尻すぼみな応援になった原因について、「第1戦の結果を受けて理解できるところはあるが、守備的な戦いは消極的にも映り、結果的にファンを失望させてしまった」と、選手たちの戦いぶりであり、戦術の選択にあったのではないかと指摘している。
そしてキム・ドフン監督は試合後、「結果を受け止めるしかない。すべては監督の責任です」と肩を落とした。
実際、蔚山現代サポーターの中には、興梠の2点目が決まった直後、帰りだす人もいた。熱量の差は少なからず感じられた。
『スポーツ韓国』電子版はこの試合について、「豪雨の中でファンを失望させた」と題したレポートを掲載した。「弁解の余地のない完敗」と言い切り、その中でサポーターについても描写していた。
「梅雨の季節の豪雨となったが、サポーターは全身ずぶ濡れになりながら、選手とともに戦った。サポーターの人数は浦和のほうが多かったが、ピッチの外の戦いでも負けていなかった。しかし、失点するたびにそのトーンは下がってしまった。そのあたりは浦和のサポーターとは対照的だった」
ただ、そんな尻すぼみな応援になった原因について、「第1戦の結果を受けて理解できるところはあるが、守備的な戦いは消極的にも映り、結果的にファンを失望させてしまった」と、選手たちの戦いぶりであり、戦術の選択にあったのではないかと指摘している。
そしてキム・ドフン監督は試合後、「結果を受け止めるしかない。すべては監督の責任です」と肩を落とした。
一方、大槻監督は開口一番、サポーターへの感謝を口にした。あくまでも2試合トータルで競われるのがACLの決勝トーナメント。ホームの埼スタで不甲斐ない試合をして1-2で落とした第1戦の直後、ゴール裏の浦和サポーターからは第2戦に向けて、選手たちの背中を押す大きな声援が送られていた。
「次のラウンドに進めて良かったです。ホッとしています。選手がよく頑張ってくれたこと、それに先週のゲームの後のスタジアムと今日、あの素晴らしいサポーターの後押しがあったからこそ今日のゲームが生まれたと思っています。心から感謝したいです」
敵地韓国、豪雨の中で浦和が成し遂げたパーフェクトゲーム。難しいミッションだったが、決して奇跡ではない。燃えるような情熱のもと、浦和が一丸となって、ベスト8への道を切り開いた。
取材・文:塚越始
「次のラウンドに進めて良かったです。ホッとしています。選手がよく頑張ってくれたこと、それに先週のゲームの後のスタジアムと今日、あの素晴らしいサポーターの後押しがあったからこそ今日のゲームが生まれたと思っています。心から感謝したいです」
敵地韓国、豪雨の中で浦和が成し遂げたパーフェクトゲーム。難しいミッションだったが、決して奇跡ではない。燃えるような情熱のもと、浦和が一丸となって、ベスト8への道を切り開いた。
取材・文:塚越始