「自分たちの結果で環境を変える」とピッチで奮闘してきた選手たち
このように天然芝の練習環境が整ったことは、クラブにとっての悲願が実現した格好だ。しかし、6月末に申請するJリーグクラブライセンス制度において、J1ライセンスを取得するためには今回の環境整備だけでは不十分でもある。そのため、クラブ側は現在、町田市内にクラブハウスと天然芝のグラウンドを併設したハード面を整えようと、行政や関係各所との最終調整を進めている。
いずれにせよ、町田のトップチームが利用できる練習場の選択肢は増えた。固い人工芝のピッチでは足腰に掛かる負担も大きく、夏場には強烈な太陽の照り返しによって、想像以上に暑さを感じる環境下でトレーニングを続けてきた現場にとっては、なによりの朗報だろう。J2第18節を終えた時点での町田は、5勝6分7敗の16位。「自分たちが思い描いていたような結果ではない」(増田卓也)チームにとっては、今後の反撃に向けて、大きなプラス材料となるに違いない。
いずれにせよ、町田のトップチームが利用できる練習場の選択肢は増えた。固い人工芝のピッチでは足腰に掛かる負担も大きく、夏場には強烈な太陽の照り返しによって、想像以上に暑さを感じる環境下でトレーニングを続けてきた現場にとっては、なによりの朗報だろう。J2第18節を終えた時点での町田は、5勝6分7敗の16位。「自分たちが思い描いていたような結果ではない」(増田卓也)チームにとっては、今後の反撃に向けて、大きなプラス材料となるに違いない。
16年にトライアウトを経て町田に加入した中島裕希は、「自分たちの結果で環境を変える」とピッチで奮闘してきた。その成果の形が、昨年のCAグループへの参画であり、今回の練習環境の変化だ。その中島は言う。
「自分たちがここまで結果を残してきたからこそ、勝ち取ったものですし、天然芝でトレーニングができる喜びを感じながら、個人のスキルやチーム力を積み上げて、さらなる結果を残さなければならないという責任感を持ち、シーズンを戦い抜きたい。そうした思いを強くしました」
昨季の4位から自動昇格圏も見据えた立ち位置へ――。「環境を言い訳にできない」(李)選手たちは、「天然芝のピッチで練習するからには、結果を残さなければならない」(中島)という使命感で燃えている。
取材・文●郡司 聡(フリーライター)
「自分たちがここまで結果を残してきたからこそ、勝ち取ったものですし、天然芝でトレーニングができる喜びを感じながら、個人のスキルやチーム力を積み上げて、さらなる結果を残さなければならないという責任感を持ち、シーズンを戦い抜きたい。そうした思いを強くしました」
昨季の4位から自動昇格圏も見据えた立ち位置へ――。「環境を言い訳にできない」(李)選手たちは、「天然芝のピッチで練習するからには、結果を残さなければならない」(中島)という使命感で燃えている。
取材・文●郡司 聡(フリーライター)