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【ウルグアイ戦コラム】三好は人生を一変させた可能性も…森保ジャパンが強敵相手に示したポテンシャル

カテゴリ:日本代表

加部 究

2019年06月22日

五輪に向けてアピールする有効な機会はこれが最初で最後だったかもしれない

持ち前のキレのあるドリブルで果敢に仕掛けた中島。相手が身体でブロックしたシーンもあったが、VAR判定とはならなかった。(C) Getty Images

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 一方2ゴールの三好は、危機感を募らせていたに違いない。同じレフティで久保建英が台頭し、代表では堂安律が最優先でプレーをして来た。来年の五輪を考えれば、アピールする有効な機会はこれが最初で最後だったかもしれない。だが崖っぷちは一転して人生を変える一戦になった可能性がある。川崎から札幌、横浜とレンタル移籍を繰り返したが、今度は海の外から声がかかりそうだ。
 
 まさに完全アウェーの試合だった。カバーニは過剰な演技でVAR判定を呼び込み、PKを獲得し大喜びした。ジオバニ・ゴンザレスは、ボックス内で中島翔哉のターンを身体でブロックしたが、主審はVARを拒んだ。もちろん日本代表に稚拙なミスはあったが、それは経験値を思えば想定内だった。PKを与えた植田直通も教訓は手にしたわけで、試合を進めていく過程でデビュー戦の岩田智輝も少しずつ自信を膨らませていく様子が見て取れた。
 
 もし今さらながら残念な要素があるとすれば、FC東京からひとり招集する交渉が出来なかったのか、という点だ。久保の契約が切れるのは分かっていたのだ。4バックで戦うなら室屋成、小川諒也の両SBか、柴崎のパートナーとして橋本拳人でも補充出来れば、だいぶ状況は改善できたはずだ。
 
文●加部 究(スポーツライター)
 
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