1試合で3本もPKを外した点取り屋
コパ・アメリカをめぐるピッチ外でのハプニングを紹介すると一冊の本になってしまうが(実際に珍事ばかりが綴られた本が存在するのだが……)、ピッチの中でも考えられないことが起きている。
日本も参戦した99年パラグアイ大会の対コロンビア戦で、アルゼンチンのマルティン・パレルモがPKを3本蹴って全て失敗するというFWとして痛恨の失態を演じてしまったのだ。
プロサッカー界において1人の選手が、1試合で3本のPKを失敗するというケースは前例がなく、当時は「即ギネスブックに登録すべき」と騒がれたほどだった。ちなみにパレルモは、ちょうど10年後の09年、所属していたボカ・ジュニオルスの練習試合でもPKを3本失敗している。
最近起きたケースでは、2011年大会でのパラグアイが1勝もしないまま決勝に進出したことが記憶に新しい。
日本も参戦した99年パラグアイ大会の対コロンビア戦で、アルゼンチンのマルティン・パレルモがPKを3本蹴って全て失敗するというFWとして痛恨の失態を演じてしまったのだ。
プロサッカー界において1人の選手が、1試合で3本のPKを失敗するというケースは前例がなく、当時は「即ギネスブックに登録すべき」と騒がれたほどだった。ちなみにパレルモは、ちょうど10年後の09年、所属していたボカ・ジュニオルスの練習試合でもPKを3本失敗している。
最近起きたケースでは、2011年大会でのパラグアイが1勝もしないまま決勝に進出したことが記憶に新しい。
グループリーグの3試合で全て引き分けたあと、準々決勝でブラジル、準決勝でベネズエラと対戦し、どちらも無得点ドローからPK戦の末に勝ち進んだのである。
また今大会をめぐっては、アルゼンチンで前科を持つ5000人のバーラ(暴力的サポーター集団のメンバー)がスタジアム入場を禁じられていることが話題となっている。
ここで紹介した珍事は、いずれも思わず「南米ならでは」と一言添えたくなるようなものばかりだ。今大会も微笑ましい出来事だけに留まることを願わずにいられない。
文●チヅル・デ・ガルシア
text by Chizuru de GARCIA
また今大会をめぐっては、アルゼンチンで前科を持つ5000人のバーラ(暴力的サポーター集団のメンバー)がスタジアム入場を禁じられていることが話題となっている。
ここで紹介した珍事は、いずれも思わず「南米ならでは」と一言添えたくなるようなものばかりだ。今大会も微笑ましい出来事だけに留まることを願わずにいられない。
文●チヅル・デ・ガルシア
text by Chizuru de GARCIA