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バルサに蔓延するグリエーズマンへの「拒否反応」――合意は棚上げ、チームは混乱【現地発】

カテゴリ:連載・コラム

エル・パイス紙

2019年06月04日

フロントの意見は二分している

スアレス(右)やメッシもグリエーズマン獲得には不満か。そうであれば夢の攻撃トリオの実現は困難だ。(C)Getty Images

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 グリエーズマンへの「拒否反応」はチーム全体に伝播しつつある。一方でフロント内では獲得に対して意見が完全に割れている。選手たちの考えに同調する者もいれば、7月1日以降に契約解除金が現行の2億ユーロ(約260億円)から1億2000万ユーロ(約156億円)へと下落するチャンスを逃すべきでないと主張する者もいる。

 2年前に退団したネイマールの穴をいまだに埋めることができないバルサは、アトレティコのエースの獲得を戦略上重要な案件として位置付けてきた。だからこそ早くから水面下で交渉を進めていたのだ。
 
 現在、クラブ関係者は一様にだんまりを決め込んでいるが、すでに条件に合意したというのが一般的な見解だ。実際、アトレティコのディエゴ・シメオネ監督が親しい人間にかつての愛弟子のバルサ移籍を仄めかしているし、両チームのOBが合意の事実を確認したという情報もある。

 一悶着の末、エルネスト・バルベルデ監督の続投が決まったとはいえ、現在バルサは、解決しなければならない問題がそれこそ山積している。そしてその混乱状況に拍車を掛ける格好となったのが、このグリエーズマンへの拒否反応なのだ。

 秒読みかと思われたフランス代表FWのバルサ行きは、完全に宙に浮いてしまっている。

文●ファン・イリゴジェン(エル・パイス紙バルセロナ番)
翻訳:下村正幸
※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙の記事を翻訳配信しています。
 
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