【セルジオ越後】U-20代表のノルマは『決勝進出』。99年の小野や高原を超えろ!

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2019年05月30日

偉大な先輩の成績を越えていかなければ…

高原(写真)や小野らを擁して準優勝を飾った1999年のナイジェリア・ワールドユース。写真:ヤナガワゴッー!

画像を見る

 それでも日本が目指すべきは優勝だ。過去を振り返れば、1999年のナイジェリア大会(当時ワールドユース)では準優勝までいっているからね。

 決勝でシャビを擁するスペインと戦った歴史を忘れてはいけない。それを機に日本にとっては、決勝進出がノルマなんだ。そういう認識で今大会も戦う必要があるよ。
 
 当時は、小野、高原、小笠原といった実力者が揃っていたのはある。今大会は彼らほど名の知れたタレントはいないけれど、偉大な先輩の成績を越えていかなければ、日本サッカーが成長したとは言えない。記録を破らないと、結局「あの時代は強かったなあ……」って、ずっと言われ続けてしまうからね。
 
 そして、来年の東京五輪に向けたアピールという意味でも、今大会は重要になる。ここで活躍し、U-22代表にのし上がろうと思って戦っている選手は何人いるだろう。そんな気概を持った選手がどんどん出てきてくれるといいね。
 
 ここからは注目度が上がり、海外クラブのスカウトも目を光らせるはずだ。2年前の韓国大会の時も、イタリア戦で2ゴールのセンセーショナルな活躍を見せた堂安が、大会後に海外移籍を果たした。そういったステップアップのきっかけを掴むためにも重要になる。
 
 日本のグループリーグ突破は初めてではないし、なにも驚くことではない。何度も言うけど、勝負はこれから。決勝トーナメントでどこまで勝ち上がれるかが、今後のサッカー人生を左右する。ぜひ歴史を塗り替えてほしいね。
 
取材・構成●サッカーダイジェスト編集部
 
【関連記事】
【セルジオ越後】コパ・アメリカを放送しない民放とNHKに「失敗したな」って思わせたら勝ち!
【セルジオ越後】久保建英らが不在のU-20W杯。仮に日本が結果を残せなければ…
【U-20W杯・イタリア戦|戦評】いまだ無敗も無傷では掴めなかった16強入り。悔やまれるのは…
「勇敢なるジャポネーゼ!」「危なかった」イタリア戦ドローのU-20日本代表を伊メディアが称賛!
【日本0-0イタリア|採点&寸評】存在感抜群の主将がMOM!ほかにアピールできた選手は…

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ