【総体】斬新なスタイルで全国一番乗り! 2019年版の神村学園は両サイドバックが面白い!

カテゴリ:高校・ユース・その他

平野貴也

2019年05月26日

「相手を見てサッカーができれば、全国でも勝負できる」

3年連続7度目の本大会行きを決めた神村学園。上位進出を十分狙える好チームに仕上がっている。写真:平野貴也

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 サイドバックのふたりがボランチに入り、人数をかけた中央で相手のプレッシャーをはがす。来れば、サイドからのスムーズな攻撃が可能。来なければ、中央で数的優位を作り、ショートコンビネーションで相手守備網をズタズタにする。
 
 2シャドーにも敵陣のスペースを使う感覚に優れた選手がおり、相手は的を絞りにくい。もちろん「言うは易く、行なうは難し」だ。相手の狭間に入り込んだつもりが、思い切りプレッシャーを受けてカウンターを狙われることもある。CB稲田翔真(2年)は「2バックみたいになるときがあるので、ボールを取られるとカウンターを受ける。だから、絶対に取られるなよと言っている」と苦笑いを浮かべていた。
 
 もともとフィジカル能力の差に関係なく、ボールを支配して勝つスタイルを志向し、年々進化を続けてきたチームだ。有村圭一郎監督は「相手を見てサッカーができれば、全国大会でもどこが相手でも、勝負できる。それができなければ、どことやっても負けるかもしれない」と信念を貫く。
 
 両サイドバックがいかに相手を振り回す位置を取り、プレーの選択ができるか、全国でも見どころになりそうだ。
 
取材・文●平野貴也(フリーライター)
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