識者が選んだ、平成の日本代表ベスト11!「日本のW杯はあのゴールの瞬間から始まった」

カテゴリ:日本代表

西部謙司

2019年04月29日

「田」がつくベストイレブン。こんな理由でも堂々たるチームになる日本代表の層の厚さ

「田」がつくベストイレブン。この30年で日本は6大会連続でW杯に出場。3度の16強進出を経験している。(C) Getty Images

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 名前に「田」がつく選手でチームを編成してみた。「ふざけるな」とお怒りの方は、まず選出した選手をご覧になっていただきたい。十分強力なメンバー構成になったと自負している。
 
 まず、GKは自動的に決まった。歴代GKで名前に「田」がついているのは権田修一しか思い浮かばなかったからだ。他の「田」のメンバーに比べると実績で劣るが、そういうことを言っている場合ではなかった。
 
 秋田豊、吉田麻也、松田直樹の3バックは文句なし。田中マルクス闘莉王をもうひとつのチームへ回す余裕すらあった。ウイングバックの右に内田篤人、左に中田浩二。ここも収まりがよく、まったく問題がない。山田暢久をバックアップに置いておこう。
 
 中盤のセンターは、アンカーに2002年ワールドカップで活躍した戸田和幸。インパクト・イレブンに選出すべきだったかもしれないが、どう考えてもこちらのチームの層が薄いので優先的に「田」のほうで選抜。中田英寿と本田圭佑の選出に異論はないだろう。これ以上の「田」選手を探すのは難しいはずだ。
 
 2トップは06年ブラジル戦で鮮やかな先制点を決めた玉田圭司と、ワールドカップには出場していないが主にザッケローニ監督の代表で活躍した前田遼一。前田がポストプレーヤーで玉田がセカンドトップという関係になる。
 
 いかがだろうか。名前に「田」がつく選手で日本代表を選抜するという、実にテキトーな理由でやってみても、これだけの堂々たるチームが出来たのは我ながら驚いた。それだけ日本代表選手の層が厚く、素晴らしい選手が多いのだ。たんに「田」がつく人が多かっただけかもしれないが。
 
文●西部謙司(スポーツライター)
 
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