【セルジオ越後】平成の日本サッカーには大きな欠陥があったのではないか

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2019年04月24日

スポーツの人気は個人競技に勢いがある。

柏のホームスタジアムは観客席との距離が近い。トレーニングの後でもファンサービスに丁寧に対応する。(C)SOCCER DIGEST

画像を見る

 新元号の令和では、サッカー人気が他のスポーツに負けてほしくない。

 もしかしたら、敵になるのはeスポーツ(コンピュータゲームをスポーツの競技として捉える際の名称/ウイニングイレブンなど)かもね。昔のJリーグと同じくらいの人気があるし、夢はJリーガーじゃなくてプログラマーと言う子どもも多い。他には卓球がテレビで生中継されているし、フィギュアスケートの羽生結弦が結果を残してメディアでスターのように扱われている。今は個人競技の勢いが凄いんだ。

 そういう面では東京五輪で、サッカーが他の競技と比べてどれくらい集客できるか注目だ。他のスポーツより劣るようなことは避けたい。そのためには、減少傾向になりつつある少年サッカーの競技人口を増やすことに力を注いでほしい。
 
 鍵となるのは、Jリーグの理念にある「地域密着」。選手たちが所属クラブのある地域の子どもたちと触れ合い、サッカーの普及に尽力するホームタウン活動が行なわれているね。すごく良い活動だと思う。そうしてサッカーをプレーする、もしくはスタジアムに足を運ぶ子どもが増えていけば、理想的だ。

 正直に言えば、昔は「地域密着」ではなかった。もし、上手く推進していれば、人口が多い大きな町を本拠地にするチームは、クラブ規模が大きくなっているはず。でも、結果的には、札幌のコンサドーレ、仙台のベガルタ、福岡のアビスパなどは、田舎の鹿島にあるアントラーズより、クラブ規模が小さい。

 なんとしてでもプロ化させる意地でJリーグが始まり、クラブ数は10から55にまで増えた。しかし、ベースができあがっているように見えるけど、若手が育っていない現実を受け止めるべきだ。まだまだ土台が安定していると勘違いしてはいけない。

 創世記のJリーグは企業の資金で発展した側面があるけど、ホームタウン活動のような地道な努力はきっと未来につながるはずだ。これからも頑張ってもらいたいね。

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • ワールドサッカーダイジェスト ワールドサッカーダイジェスト
    6月5日発売
    欧州サッカーの1年を凝縮!
    EUROPE SOCCER TODAY
    完結編
    データ満載の保存版をお届け
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト サッカーダイジェスト6月27日号
    6月13日発売
    久保建英は欧州へ旅立つ?
    「夏の㊙移籍ファイル」
    テーマ別に総チェック!
    大宮&大分特集も必見
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ワールドサッカーダイジェスト
    6月6日発売
    欧州強豪の思惑は?
    夏の移籍マーケット最前線
    コパ・アメリカ選手名鑑に
    マンC特別付録も必見!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVol.27
    1月18日発売
    全47試合を完全網羅!
    第97回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が2年ぶり制覇
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ