【浦和】森脇良太はなぜブーイングが起きた青赤のアウェースタンドに頭を下げたのか?

カテゴリ:Jリーグ

佐藤亮太

2019年04月05日

サッカーへの思いが詰まっていた行動

FC東京戦での同点弾のあと、森脇はボールを抱えて自陣へと駆け戻った。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 その森脇が自身に向け、ブーイングされていると感じたのが12分、MF東慶悟が上げた足が、森脇の肩口に入り、転倒したシーン。「(ブーイングは)早く立てよと言われていると思った」と振り返った。
 
 ブーイングは気にならなかったとはいえ、森脇はなぜ試合後、アウェースタンドに向け、深く頭を下げたのか?そこにはサッカーへの思いが詰まっていた。
 
「試合の最後までピッチに立ったら、ホーム、アウェー関係なく、どのチームにも一礼をしている。両サポーターが作り上げた雰囲気があるからこそ、サッカーの魅力や楽しさが伝わる。多くのサポーターの前でプレーできる幸せを感じるとともに ‘素晴らしい雰囲気を作ってくれて、ありがとう’という感謝の思いを込めている」
 
 チーム、いやリーグ一番の‘いじられキャラ’。世間には、ただの“がさつ”な選手にしか映らないかもしれない。しかし、そのなかに見える“繊細さ”と“やさしさ”。
 
 きょうの試合もサッカーへ、そしてサポーターへの感謝を込め、森脇良太はアウェースタンドに向け、深々とお辞儀をするだろう。
 
取材・文●佐藤亮太(レッズプレス!!)
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