柴崎、堂安は香川の代表復帰を歓迎
もっとも大迫不在を嘆いても意味がない。森保一監督も「誰が抜けたからではなく、その時のメンバーでベストな戦いをしたい」と話し、堂安もこの日、CFを務めた鈴木と実戦で初めて組み、「武蔵くんの良さは今日で分かりました」と前向きに語る。また、攻撃の新たなカンフル剤として期待されるのが、コロンビア戦は65分からの登場となった10番・香川真司だ。
ボランチの柴崎岳は、香川とセカンドトップのポジションを争うことになりそうな南野を引き合いに出しながら「ボールを引き出すのが上手い。そこから展開できて相手を押し込めました。(南野)拓実とはまた違うタイプで、タメを作ってもらう間に他の選手が飛び出すことができる。もっと合わせなくてはいけないと思いますが、今日のところでは良いイメージを持てました」と手応えを口にした。
ボランチの柴崎岳は、香川とセカンドトップのポジションを争うことになりそうな南野を引き合いに出しながら「ボールを引き出すのが上手い。そこから展開できて相手を押し込めました。(南野)拓実とはまた違うタイプで、タメを作ってもらう間に他の選手が飛び出すことができる。もっと合わせなくてはいけないと思いますが、今日のところでは良いイメージを持てました」と手応えを口にした。
また堂安も、ロシア・ワールドカップ以来の代表復帰となった香川との連係に好感触を抱いたようだ。
「(香川)真司くんが入ってなにか変われそうな雰囲気がありました。真司くんはボールを触ってテンポを作る選手。僕としては近くに寄ってプレーすることができます。(南野)拓実くんはどちらかというとフィニッシャータイプなので、その違いはありました」
ふたりがその影響力を説明したように、今後は香川の起用法が、攻撃の質の改善の鍵になるのかもしれない。
崩しの面で課題を残したコロンビア戦は、森保ジャパンでは初めての無得点ゲームとなり、昨年9月のチーム発足から続いていた国内での無敗も5でストップした。次のボリビア戦(26日・ノエビアスタジアム神戸)では、その悔しさを糧に修正を施したい。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)