「チャンスは何回も来ている。あとは決めるだけ」
スコアレスドローに終わった中国戦の増矢のパフォーマンスについて、佐々木監督は「より前を向いて、タメを作れれば、もっとチャンスはあったと思うが、逃げずにチャレンジしたことは非常に良かった」と評価している。たしかに、中国戦に限らず、相手に囲まれてボールを奪われ、流れを切る場面はあったが、アグレッシブな姿勢を最後まで貫き、試合中に先輩たちから厳しく注意されても、臆せず懸命にゴールを狙い続けた。
自身のプレーを振り返って、「まだ全然です。すごく混乱してしまう時があるので」と深く反省しつつも、「前めのポジションだし、取られたら取り返せばいい。いつも、そんなに落ち込んでいる暇はないって思いながらプレーしています」と、とにかく今はガムシャラに戦っている。
代表4試合目にして初のフル出場を果たしたチャイニーズ・タイペイ戦後、指揮官は「彼女はスタミナがあるし、まだまだ動ける要素があったから」と最後まで使い続けた意図を明かし、そしてこうも言った。
「あいつに1点、取ってほしいね。まあ、時間の問題だと思うけど」
守備はまだまだだ。ゴール前での冷静さも少し足りない。組み立てに力を使い過ぎているところもある。取り組むべきことは多いが、「でもやるべきことははっきりしているので。ひとつずつこなしていくだけです」と、19歳の新星は意欲を燃やしている。
壁にぶち当たっている現状を打破するのに必要なのは、やはりゴールだろう。そのことは本人も重々承知している。
「チャンスは何回も来ているので、あとは決めるだけです。1点入ると、調子もどんどん上がっていくんじゃないかなと思う。そういう意味では早く1点が欲しいです」
準々決勝の相手は、佐々木監督が「非常に難しい相手」と言う香港に決まった。難敵を相手に欲しかった結果を手に入れ、チームの勝利に貢献することで、自らの存在価値を証明したい。
取材・文:広島由寛(週刊サッカーダイジェスト)
自身のプレーを振り返って、「まだ全然です。すごく混乱してしまう時があるので」と深く反省しつつも、「前めのポジションだし、取られたら取り返せばいい。いつも、そんなに落ち込んでいる暇はないって思いながらプレーしています」と、とにかく今はガムシャラに戦っている。
代表4試合目にして初のフル出場を果たしたチャイニーズ・タイペイ戦後、指揮官は「彼女はスタミナがあるし、まだまだ動ける要素があったから」と最後まで使い続けた意図を明かし、そしてこうも言った。
「あいつに1点、取ってほしいね。まあ、時間の問題だと思うけど」
守備はまだまだだ。ゴール前での冷静さも少し足りない。組み立てに力を使い過ぎているところもある。取り組むべきことは多いが、「でもやるべきことははっきりしているので。ひとつずつこなしていくだけです」と、19歳の新星は意欲を燃やしている。
壁にぶち当たっている現状を打破するのに必要なのは、やはりゴールだろう。そのことは本人も重々承知している。
「チャンスは何回も来ているので、あとは決めるだけです。1点入ると、調子もどんどん上がっていくんじゃないかなと思う。そういう意味では早く1点が欲しいです」
準々決勝の相手は、佐々木監督が「非常に難しい相手」と言う香港に決まった。難敵を相手に欲しかった結果を手に入れ、チームの勝利に貢献することで、自らの存在価値を証明したい。
取材・文:広島由寛(週刊サッカーダイジェスト)