◆アンドレス・イニエスタ（バルセロナ所属）
2010-11シーズン／ラ・リーガ第16節

　本来、ダービーで１-５と大敗すれば、サポーターにとっては計り知れない落胆だ。だが、この日、敗戦を喫したエスパニョールのサポーターたちは、亡くなったダニエル・ハルケ（当時エスパニョール所属）にワールドカップ優勝を捧げたイニエスタに、立ち上がって惜しみない拍手を送った。

◆シャビ・エルナンデス（バルセロナ所属）
2014-15シーズン／ラ・リーガ第22節

　サン・マメスに駆け付けたアスレティック・ビルバオのサポーターは、チームが２-５と大敗したにもかかわらず、バルセロナでのラストシーズンを迎えたシャビをスタンディングオベーションで見送った。

◆フランチェスコ・トッティ（ローマ所属）
2015-16シーズン／チャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント１回戦第２レグ

　かつてマドリーからの誘いを断り、「ローマの王子」であり続けたトッティ。CL決勝トーナメント1回戦という大舞台で、０-２と試合に敗れはしたが、ローマの10番にはベルナベウの観客から拍手が送られた。
 

◆クリスチアーノ・ロナウド（レアル・マドリー所属）
2017-18シーズン／チャンピオンズ・リーグ準々決勝第１レグ

　C・ロナウドは記憶に残る華麗なオーバーヘッドで、本拠地アリアンツ・スタジアムで圧倒的な強さを誇るユベントスを沈めた。本人も「感動した」というこの時のユーベ・サポーターのスタンディングオベーションは、その後の電撃的な移籍に繋がった。

◆リオネル・メッシ（バルセロナ所属）
2018-19シーズン／ラ・リーガ第28節

　華麗なループシュートでのゴラッソでハットトリックを達成。ベニート・ビジャマリンの熱狂的な観客たちはメッシに拍手を送り、ベティスのキケ・セティエン監督は、「毎週、メッシを見られるのはぜいたく」と賛辞を送った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部