「今年は得点を増やすのではなく、絶対に点を取るという気持ちを持つこと」(曺監督)
「“オレが得点を決める”そうした選手が少なかった」とした曺貴裁監督は「今年は得点を増やすのではなく、絶対に点を取るという気持ちを持つこと。たとえ先制されても立ち上がって戦う姿勢が取れること。また先に取ったら2点目、3点目が取れるようになること。これができなければ、この先はない」と課題をつきつけた。
一般的に梅崎のようにチーム最年長となれば、「精神的支柱」「調整役」「選手の見本」というひとつ距離を置いた存在となりがちだ。しかし、いま梅崎はチームとともに成長を実感する、その真っ只中にいる。
こうした姿は10代の選手に良い影響を与えている。
そのひとりが高卒ルーキーMF鈴木冬一。ルヴァンカップのグループステージ2試合でフル出場。2節のホーム横浜F・マリノス戦でアシストした注目株だ。その鈴木は、シーズン前の海外合宿で梅崎と同部屋となった。
一般的に梅崎のようにチーム最年長となれば、「精神的支柱」「調整役」「選手の見本」というひとつ距離を置いた存在となりがちだ。しかし、いま梅崎はチームとともに成長を実感する、その真っ只中にいる。
こうした姿は10代の選手に良い影響を与えている。
そのひとりが高卒ルーキーMF鈴木冬一。ルヴァンカップのグループステージ2試合でフル出場。2節のホーム横浜F・マリノス戦でアシストした注目株だ。その鈴木は、シーズン前の海外合宿で梅崎と同部屋となった。
「いろいろ学びたかったので何を聞くか考えていた」という鈴木は、これまでのキャリアについて、また30歳をすぎて、走って戦うハードな湘南に移籍した理由を聞いたそうだ。「ウメさんは見本となる選手。話してくれたことが何年後かの自分に絶対に生きてくる」と坊主頭が少し伸びた、あどけない顔で話した。この言葉には梅崎は「もっとオレ、頑張ります」と笑いながら「(鈴木は)スペシャルな選手。本当に楽しみな選手」と評した。梅崎は鈴木の姿に、十代の頃の自分を重ねているのかもしれない。
『ゴールは自由になれ、心地よく、もっとも自分らしくなれる瞬間』
32歳、MF梅崎司。原点回帰の2019シーズンは始まったばかりだ。
取材・文●佐藤亮太(レッズプレス!!)
『ゴールは自由になれ、心地よく、もっとも自分らしくなれる瞬間』
32歳、MF梅崎司。原点回帰の2019シーズンは始まったばかりだ。
取材・文●佐藤亮太(レッズプレス!!)