【湘南】遠藤航インタビュー 「アジア大会で結果を残すのも大事なミッション」

カテゴリ:Jリーグ

小田智史(サッカーダイジェスト)

2014年09月12日

「リーダーシップは常に意識してきた。任されれば年齢は関係ない」

今シーズンはチームキャプテンの永木の負傷離脱時にキャプテンマークを巻くことも。 (C) SOCCER DIGEST

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――では、リーグ最少失点を誇る守備に対する手応えはいかがですか?
「セットプレーでの失点の少なさは自信を持っていい部分ですし、チーム全体の守備意識の高さが、失点の少なさを物語っていると思います。前線のウェリントンから僕らDFまで、奪われた後の切り替えや守備に帰るスピードはどこにも負けない。ただ、13失点は数字としては悪くはないですけど、欲を言えば、自分たちのミスで失点をしている場面を限りなくゼロに減らしたいです」
 
――リーダーシップも遠藤選手の大きな魅力だと思います。19歳の時にも副キャプテンを務めていますよね。
「中学の頃からキャプテンを任されることが多かったですね。自分の成長にも間違いなくつながるし、リーダーシップは常に意識してきました。今シーズンも(永木)亮太くんが怪我で離脱していた間、キャプテンマークを巻かせてもらいましたけど、副キャプテンとしての責任感やリーダーシップは、任されている以上は年齢に関係なく発揮しないといけない。特に流れが悪くなった時に、いかに声をかけてチームを盛り上げていくのか。そこで真価が問われると思うし、課題はまだたくさんあります」
 
――8月の天皇杯3回戦・大宮戦は、今シーズン初となるJ1クラブとの対戦でしたが、結果は1-2の敗戦でした。
「内容自体は悪くなかった。でも最後、相手が引いてきたなかでの崩しに関しては、J2のチームよりも大宮のほうが堅かったし、ボールの奪いどころや予測、球際の強さは、これがJ1なんだと痛感しましたね。失点シーンはズラタンの個の力にやられたという言い方もできると思いますけど、1点目のクロスからの失点は、自分たちがちょっとしたラインコントロールを怠ったミスが原因。そういう細かい部分で、J1は隙を突いて確実に点を取ってくるので、あれを基準にすることが大事だし、J2でも意識して臨まなきゃいけないと思います」
 
――80分、86分と失点するまで、J1とJ2の差を感じさせない、互角以上の戦いだったと思います。
「内容的には、ある程度はJ1でも通用するのかなとは思います。でも大事なのはやっぱり結果なので。昨シーズンも内容が良くて、結果が出ないということを散々言われてきた。今シーズンは内容の質を上げながら結果にもこだわることをテーマにしてきたので、あとはJ1でもJ2と同じ結果を残せるかどうか。そこに向けてやることはブレないし、努力するしかありません」
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