グループリーグは「死の組」。突破できれば4強入りを懸けて宿敵との対戦か。
3)今大会のキーマンは?
主に左サイドを担当する中島翔哉(FC東京)の出来が鍵を握りそうだ。卓越したテクニックを駆使して、独力で局面を打開できるアタッカーで、ゴールへと向かう強い姿勢で攻撃をリードする。
「ボールを受けたら、なんでもできる。(DFを背負った状態でも)前を向けるし、そこに周りが絡んでくれれば、もっと良い攻撃ができると思う」
自らの能力には絶対の自信を持つ。今年1月のU-22アジア選手権では、4試合に出場してチームトップの3ゴールを記録するなど、非凡な得点力も魅力だ。
相手DFを翻弄するドリブルはもちろん、正確なパスでチームメイトの良さを引き出せる。やや守備重視のチームカラーのなか、攻撃が手詰まりになった時、背番号10を背負う中島の個の力が、ゴールへの道筋をつけるはずだ。
4)日本の連覇の可能性は?
とにかく初戦のクウェート戦に勝つことが重要だ。次に対戦するイラクはグループ内で最も力のある最大のライバルで、万が一、初戦でつまずけば、いきなり2連敗でグループリーグ敗退という最悪のケースも考えられる。どの大会でも初戦が大事なのは当然だが、勝点3が計算できる格下のネパールが3戦目に控えていることを考えても、クウェート戦で最低でも勝点1は獲得しておきたい。
ただ、「死の組」とも言えるこのグループDを突破すれば、チームに勢いと自信が付くはず。ベスト16で当たるグループCのチーム(オマーン、パレスチナ、シンガポール、タジキスタン)はどこが勝ち上がってきてもそれほど難しい相手ではなく、ベスト8も見えてくる。
4強入りを懸けた戦いでは、開催国の韓国か、U-22アジア選手権で準優勝のサウジアラビアとぶつかる可能性が高い。現時点でのチーム力や完成度を考えると、厳しい戦いを覚悟しなければならない。
ベスト4までの道のりは険しく、連覇は決して簡単なミッションではない。勝ち進みながら、チームがさらなる成長と進化を遂げること。それが大会連覇の条件と言えるだろうか。
文:広島由寛(週刊サッカーダイジェスト)
【PHOTOギャラリー】U-21日本代表メンバー
主に左サイドを担当する中島翔哉(FC東京)の出来が鍵を握りそうだ。卓越したテクニックを駆使して、独力で局面を打開できるアタッカーで、ゴールへと向かう強い姿勢で攻撃をリードする。
「ボールを受けたら、なんでもできる。(DFを背負った状態でも)前を向けるし、そこに周りが絡んでくれれば、もっと良い攻撃ができると思う」
自らの能力には絶対の自信を持つ。今年1月のU-22アジア選手権では、4試合に出場してチームトップの3ゴールを記録するなど、非凡な得点力も魅力だ。
相手DFを翻弄するドリブルはもちろん、正確なパスでチームメイトの良さを引き出せる。やや守備重視のチームカラーのなか、攻撃が手詰まりになった時、背番号10を背負う中島の個の力が、ゴールへの道筋をつけるはずだ。
4)日本の連覇の可能性は?
とにかく初戦のクウェート戦に勝つことが重要だ。次に対戦するイラクはグループ内で最も力のある最大のライバルで、万が一、初戦でつまずけば、いきなり2連敗でグループリーグ敗退という最悪のケースも考えられる。どの大会でも初戦が大事なのは当然だが、勝点3が計算できる格下のネパールが3戦目に控えていることを考えても、クウェート戦で最低でも勝点1は獲得しておきたい。
ただ、「死の組」とも言えるこのグループDを突破すれば、チームに勢いと自信が付くはず。ベスト16で当たるグループCのチーム(オマーン、パレスチナ、シンガポール、タジキスタン)はどこが勝ち上がってきてもそれほど難しい相手ではなく、ベスト8も見えてくる。
4強入りを懸けた戦いでは、開催国の韓国か、U-22アジア選手権で準優勝のサウジアラビアとぶつかる可能性が高い。現時点でのチーム力や完成度を考えると、厳しい戦いを覚悟しなければならない。
ベスト4までの道のりは険しく、連覇は決して簡単なミッションではない。勝ち進みながら、チームがさらなる成長と進化を遂げること。それが大会連覇の条件と言えるだろうか。
文:広島由寛(週刊サッカーダイジェスト)
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