• トップ
  • ニュース一覧
  • 日本の連覇の可能性は? 9月14日開幕のアジア大会に挑むU-21日本代表の4つの注目ポイント

日本の連覇の可能性は? 9月14日開幕のアジア大会に挑むU-21日本代表の4つの注目ポイント

カテゴリ:日本代表

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2014年09月11日

グループリーグは「死の組」。突破できれば4強入りを懸けて宿敵との対戦か。

攻撃陣のキーマンとなる中島。チャンスメイクと決定力を兼備した左サイドアタッカーだ。(C) SOCCER DIGEST

画像を見る

3)今大会のキーマンは?
 
 主に左サイドを担当する中島翔哉(FC東京)の出来が鍵を握りそうだ。卓越したテクニックを駆使して、独力で局面を打開できるアタッカーで、ゴールへと向かう強い姿勢で攻撃をリードする。
 
「ボールを受けたら、なんでもできる。(DFを背負った状態でも)前を向けるし、そこに周りが絡んでくれれば、もっと良い攻撃ができると思う」
 
 自らの能力には絶対の自信を持つ。今年1月のU-22アジア選手権では、4試合に出場してチームトップの3ゴールを記録するなど、非凡な得点力も魅力だ。
 
 相手DFを翻弄するドリブルはもちろん、正確なパスでチームメイトの良さを引き出せる。やや守備重視のチームカラーのなか、攻撃が手詰まりになった時、背番号10を背負う中島の個の力が、ゴールへの道筋をつけるはずだ。
 
4)日本の連覇の可能性は?
 
 とにかく初戦のクウェート戦に勝つことが重要だ。次に対戦するイラクはグループ内で最も力のある最大のライバルで、万が一、初戦でつまずけば、いきなり2連敗でグループリーグ敗退という最悪のケースも考えられる。どの大会でも初戦が大事なのは当然だが、勝点3が計算できる格下のネパールが3戦目に控えていることを考えても、クウェート戦で最低でも勝点1は獲得しておきたい。
 
 ただ、「死の組」とも言えるこのグループDを突破すれば、チームに勢いと自信が付くはず。ベスト16で当たるグループCのチーム(オマーン、パレスチナ、シンガポール、タジキスタン)はどこが勝ち上がってきてもそれほど難しい相手ではなく、ベスト8も見えてくる。
 
 4強入りを懸けた戦いでは、開催国の韓国か、U-22アジア選手権で準優勝のサウジアラビアとぶつかる可能性が高い。現時点でのチーム力や完成度を考えると、厳しい戦いを覚悟しなければならない。
 
 ベスト4までの道のりは険しく、連覇は決して簡単なミッションではない。勝ち進みながら、チームがさらなる成長と進化を遂げること。それが大会連覇の条件と言えるだろうか。
 
文:広島由寛(週刊サッカーダイジェスト)

【PHOTOギャラリー】U-21日本代表メンバー
 
【関連記事】
【U-21日本代表】大学選抜とドロー……アジア大会連覇へ基本布陣4-3-3の熟成が急務だ
【U-21日本代表】連覇が懸かるアジア大会メンバーに野津田、大島、遠藤らを選出
【U-21代表候補合宿レポート】攻守両面で感じられた成長ぶり
U-21代表から厳選! アギーレ監督に推奨したい5人の俊英
【インタビュー】手倉森誠U-21日本代表監督「五輪世代に求めるのは柔軟性と割り切り」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ