【京都】今季はストライカー・闘莉王を見られない!?キャンプから紐解く”闘将”の起用法

カテゴリ:Jリーグ

雨堤俊祐

2019年02月11日

J通算500試合出場まであと1試合。闘莉王は新たなポジションで輝けるか

現時点で闘莉王とポジション争うライバルは庄司(右)。正確なパスがウリのプレーメーカーだ。写真:雨堤俊祐

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 1試合目は庄司悦大がこのポジションを務めており、彼もまた守備ではCBの間に下がって最終ラインを構成。ボールを奪ってからはビルドアップをこなしながら、機を見て中盤へ上がって攻撃に絡んだ。
 
 その庄司は「バランスを見て動くように言われている」と新たなシステムについて言及。緻密な関係性が要求されるCBの選手も「守備で人数が多いので跳ね返しやすい。攻撃面も含めて、連携を深めれば自分たちの武器になる」(下畠翔吾)、「チームとしても個人としても、いろんなトライをしている。ピッチの状況を見た上での判断が求められている」(牟田雄祐)とそれぞれ新スタイルを受け止めている。

 この光州FCでは、相手が2本目にメンバーを落とした影響もあって戦術への適応度を図れなかったが、闘莉王にも同様の働きが求められるはずだ。
 
 スタイルの大枠は沖縄キャンプで選手に提示され、その実現に選手も意欲的ではある。ただし、チームとしての完成度はまだまだ。7日のFC琉球戦では庄司や安藤淳が最終ラインから前へ出るタイミングや、それに合わせて周囲が適切なポジションを取る連携面にぎこちなさが見られた。

 翌日のトレーニングでの確認作業を経て挑んだ光州FC戦でも、自陣からのビルドアップは改善されていたが、肝心の敵陣の崩しの部分で意図する形は多く見られなかった。昨年のロングボールを多用するスタイルからパスをつなぐスタイルへの転換を図っているだけに、闘莉王のみならず戦術が成熟するまでに時間を必要としそうだ。
 
 24日の新潟との開幕戦まで、あと2週間。闘莉王はまずコンディションを上げ、同時に新たな取り組みを始めたチームへ適応の適応度を高めていく。Jリーグ通算500試合出場まで、あと1試合に迫っている。その記録を達成した先に闘将はなにを見せてくれるのか。今季も注目が集まる。

取材・文●雨堤俊祐(フリーライター)

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