VARを機能させるよりも必要なこと
VARによって判定の精度が上がるのは確かかもしれないが、リプレイ映像から最終的にジャッジを下すのは人間だ。当然、審判によって基準も違えば、人的ミスが完全に取り除かれるとは言い難い。ならば、VARテクノロジーに投資するよりも、より良い審判を育成するために費用を当てれば良いのではないかと私は思う。
審判にフットボーラーたちと同等ぐらいの給料が支払われるようになれば、ピッチで良く試合を観察し、レフェリングの基準を上げるに違いない元選手たちをも惹きつける興味深い仕事になるはずだ。
繰り返しになるが、私は、今現在VARが上手く機能していない(少なくともイングランドでは)と見ている。ジャッジにあまりに長い時間がかかっているうえ、当の審判役員たちも自信を持って判定を下していない。この現状はVARに反対するファンたちを納得させられるものではないだろう。
審判にフットボーラーたちと同等ぐらいの給料が支払われるようになれば、ピッチで良く試合を観察し、レフェリングの基準を上げるに違いない元選手たちをも惹きつける興味深い仕事になるはずだ。
繰り返しになるが、私は、今現在VARが上手く機能していない(少なくともイングランドでは)と見ている。ジャッジにあまりに長い時間がかかっているうえ、当の審判役員たちも自信を持って判定を下していない。この現状はVARに反対するファンたちを納得させられるものではないだろう。
アジアカップでは、いわば“当事者”となった日本の皆さんはどのように考えているだろうか?
文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)
【著者プロフィール】
STEVE MACKENZIE/1968年6月7日にロンドンに生まれる。ウェストハムとサウサンプトンのユースでのプレー経験があり、とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からサポーターになった。また、スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国の大学で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝を飾った。
文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)
【著者プロフィール】
STEVE MACKENZIE/1968年6月7日にロンドンに生まれる。ウェストハムとサウサンプトンのユースでのプレー経験があり、とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からサポーターになった。また、スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国の大学で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝を飾った。