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金田喜稔がカタール戦を斬る! 「悔やまれるゲーム。指揮官の“慎重すぎる采配”が完全に裏目に」

カテゴリ:日本代表

連載・コラム

2019年02月02日

権田が止めてくれる気がしていたが。

83分のPKのシーンは、権田にとって大きな見せ場だったが…。 写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 選手の中でやや物足りなさを感じたのは、堂安だ。

 彼の能力の高さを知ったうえであえて言うんだけど、今大会に関しては「もっとやれたんじゃないか」というのが、僕の正直な感想。決勝でも前を向いて仕掛けながら先手を取れたシーンはあまりなく、ほとんど相手に足を合わされ、カットされていた。

 中島翔哉がいれば、堂安ももっと楽にプレーできたかもしれない。でも、だれかがいなければ違いが作れないというのでは、とても一流の選手にはなれないし、あれだけ優れた技術とセンスがあって、さらに野心も持っている堂安には、つねにピッチの上でそれらを示してほしいものだ。
 
 その堂安と同じく東京五輪世代のプレーヤーである冨安は素晴らしかった。今大会の一番の収穫は、彼の成長だろう。途中で怪我をしてしまったけど、遠藤も良かった。大迫も出場した試合ではエースとしての貫禄を示してくれたし、柴崎や南野、それから原口も十分期待に応えてくれたと思う。

 それから最後に、GKの権田…。こんな言い方をしたら可哀そうかもしれないけど、彼は今大会、みずから危なっかしいシーンを作ってはスーパーセーブを披露し、ピンチを救ってきた。何度もね。

 そんな彼だからこそ、あの最後のPKの場面、止めてくれるような気がしていたんだ。あの飄々とした感じで大仕事をやってのけ、そこからのカウンターで日本は2-2の同点に追いつき、さあ大逆転へ――っていうシナリオが、僕の中では完全にできあがっていたんだけど…。

 でも、権田は大会を通じていい経験ができたと思うし、ウズベキスタン戦でゴールマウスを守ったシュミットには、その恵まれた身体をフルに活かせるように、今後さらなる成長を遂げてもらいたい。

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