体制 | W杯経験組 | 代表復帰組 | 初招集組 |
1998年トルシエ体制初陣(22人) | 17人 | 2人 | 3人 |
2002年ジーコ体制初陣(23人) | 16人 | 7人 | 0人 |
2006年オシム体制初陣(19人) | 4人 | 4人 | 11人 |
2010年ザッケローニ体制初陣(25人) | 14人 | 9人 | 2人 |
2014年アギーレ体制初陣(23人) | 12人 | 6人 | 5人 |
アギーレ体制の「A代表初招集」は坂井、松原、森岡、皆川、武藤の5人。98年のトルシエ体制以降では、2番目に多い人数だ。オシム体制ほどの大胆な血の入れ替えではないが、それでもアギーレ監督が「自らの眼で選考する」と語っていたように、初招集組から指揮官のこだわりが垣間見える。
DATA4)新体制の初陣メンバーからW杯メンバーに残った人数
過去の例を見れば、初陣メンバーからワールドカップに出場できたのは「5人から14人」というデータが出ている。「生き残り組」がもっとも多かったのは、ジーコ体制の14人で、それに続くのがザッケローニ体制の12人だ。いずれも「メンバーの固定化」という問題を抱え、新戦力が台頭しにくい状況となっていた。今回のアギーレ体制で選ばれた23人の初陣メンバーのうち何人がワールドカップに生き残るのか? データから言えば、あまり多くないほうが本大会での結果は出ているのだが……。