現在は母国の韓国でも評価を高め、「パク・ハンソ・マジック」と称されている
例えば、選手の体格だ。ベトナム代表の平均身長は175センチ。アジアカップ出場国の中でも最も低く、1位のイラン(184センチ)とは10センチ近く差がある。日本(179センチ)との差も小さくないが、パク・ハンソ監督は代表監督に就任した当時、「ベトナム選手も体格が小さいだけで、体力と敏捷性は負けていない」と見て、選手たちに毎晩30分の筋トレと、アヒルの肉や牛乳などでタンパク質を摂取することを指示したという。
「私も169センチと背が小さいので選手たちの悲しさがよくわかる。小さいが機動力のあるサッカーを追求したい」とはパク・ハンソ監督の言葉だ。
そんな機動力を重視したサッカーを展開し、就任直後から成果を挙げてきたパク・ハンソ監督。現在は母国の韓国でも評価を高め、ベトナムでの快挙は「パク・ハンソ・マジック」と称されているが、史上初のベスト4進出(最高成績は2007年大会のベスト8)をかけた日本戦にも必勝の覚悟で臨むと語っている。
「私も169センチと背が小さいので選手たちの悲しさがよくわかる。小さいが機動力のあるサッカーを追求したい」とはパク・ハンソ監督の言葉だ。
そんな機動力を重視したサッカーを展開し、就任直後から成果を挙げてきたパク・ハンソ監督。現在は母国の韓国でも評価を高め、ベトナムでの快挙は「パク・ハンソ・マジック」と称されているが、史上初のベスト4進出(最高成績は2007年大会のベスト8)をかけた日本戦にも必勝の覚悟で臨むと語っている。
「日本に戦力で劣ることは知っている。相手は欧州でプレーする選手たちばかり。簡単な相手ではない。しかし、挑戦してみたい。日本は洗練されていて、パスが優れているが、中央がとても密集している。抜け穴が見つかれば見逃さない」
日本との戦績は3戦全敗。分が悪いのは明らかだが、ベトナムと韓国から期待を寄せられる指揮官が“ジャイアント・キリング”を狙っていることは間違いなさそうだ。
文●李仁守(ピッチコミュニケーションズ)
参照元:『スポーツソウル日本版』
アジアカップ準々決勝で日本と対戦!! ベトナムを率いる韓国人監督「抜け穴を見逃さない」