気持ちは対等にぶつかった今大会だが「2年前より力の差は感じた」
78分に決めた土居聖真の1点もむなしく、最後は余裕の笑みも交えてかわされた。「行けばワンタッチではたかれる、行かないとドリブルしてくる。差を痛感したことは、いろんな言葉にできる。子供のように扱われたとも言えるし。でも、それをされてしまう」と昌子。
そもそもが屈指のレベルを誇る欧州の、過密極まる日程の中で幾多のタイトルを手にしてきた相手。本調子であろうとなかろうと、戦う術は心得ている。押さえられたのは、前後半の最初と最後の10分間ずつ。すなわちすべての要所だった。
そもそもが屈指のレベルを誇る欧州の、過密極まる日程の中で幾多のタイトルを手にしてきた相手。本調子であろうとなかろうと、戦う術は心得ている。押さえられたのは、前後半の最初と最後の10分間ずつ。すなわちすべての要所だった。
実直に目指した世界の頂点、輝く21冠目への道は断たれた。開催国枠で臨み、追い詰めた感の残った2016年大会。アジアを初めて制して臨んだ海外開催のクラブワールドカップで、土居が「決勝だよ、レアルとやれる、みたいなふわふわした、少しサポーター感覚みたいなものがない」と話したように、気持ちは対等にぶつかった今大会。ぽつりと昌子は「2年前より力の差を感じた。屈辱でもある。どう戦ったら正解だったんだろう」とこぼした。
星がまたたく美しい夜空の下で、世界に座する強大な力から刻み込まれた残酷な記憶。今は反芻でも、挫折でも、失意でもいい。自問自答し、もがいた先に答えは待っている。
構成●サッカーダイジェスト編集部
星がまたたく美しい夜空の下で、世界に座する強大な力から刻み込まれた残酷な記憶。今は反芻でも、挫折でも、失意でもいい。自問自答し、もがいた先に答えは待っている。
構成●サッカーダイジェスト編集部