「全ては母のため」とプロを目指し続けた努力の日々
そうしたハードな日々にもミナ自身はめげることなく励み続けた。インタビューでは当時の心境も告白している。
「練習では、いつも最初に到着して、最後に帰ったよ。いつもチームを成長させたかったからね。監督は僕に尋ねてきた。『なんで他の子どもと一緒にいないで、大人に混じりたがるんだ?』ってね。
僕は本当のサッカーをしたかったんだよ。同じ年齢の仲間が欲しいのではなくね。ピッチ上に友だちはいないと思ってやっていたし、そうでなければならなかった。なにせ、僕は母のためにいち早くプロになることだけが目標だったからね」
「練習では、いつも最初に到着して、最後に帰ったよ。いつもチームを成長させたかったからね。監督は僕に尋ねてきた。『なんで他の子どもと一緒にいないで、大人に混じりたがるんだ?』ってね。
僕は本当のサッカーをしたかったんだよ。同じ年齢の仲間が欲しいのではなくね。ピッチ上に友だちはいないと思ってやっていたし、そうでなければならなかった。なにせ、僕は母のためにいち早くプロになることだけが目標だったからね」
絶え間ない努力を経て、見事にプロ契約を勝ち取りスターダムにのし上がったミナは、コロンビア屈指のCBに成長。今夏に行なわれたロシア・ワールドカップでは、3試合に出場して3得点という出色のパフォーマンスを披露し、話題になった。
苦労をかけた親のためにエリートプレーヤーになることを志し、見事にその大願を成就させたミナ。その殊勝な心がけは、明日のプロを目指す多くの子どもたちの良き手本と言えるだろう。