地元記者は「ヴェンゲル時代よりもさらに良くなる」と興奮
印象的なシーンがあった。開始10分、アーセナルのピエール=エメリク・オーバメヤンがPKを決めた際、彼は”わざと”スパーズのサポーターの前でセレブレーションをしてみせた。アーセナルのファンは喜んだろうが、スパーズのサポーターにしてみればたまったものではない!
だが、やられっ放しにならないのが今のスパーズの強さだ。30分にエリック・ダイアーが得点した際には、アーセナル・ファンの前でセレブレーションを披露し、“返礼”に成功している。
私が今シーズン、アーセナルのホームゲームを訪れるのは、ウナイ・エメリが指揮官となって2試合目のホームゲーム、ウエストハム戦以来だ。
その時と比べたら、今回のアーセナルはまるで別物であり、“エメリ流”を叩き込まれたチームに進化していた。彼らは前線から激しくプレスをかけ、エネルギッシュかつハイテンポにプレーし、観る者に強烈な印象を残した。
それに、エメリはヴェンゲル時代を上回る数のファンを味方につけているようだ。4-2というスコアで試合終了のホイッスルが鳴り響いたとき、アーセナル・ファンはチームを称えてサポーター同士で握手を交わし、挨拶に来た選手たちを全力で祝福していた。
だが、やられっ放しにならないのが今のスパーズの強さだ。30分にエリック・ダイアーが得点した際には、アーセナル・ファンの前でセレブレーションを披露し、“返礼”に成功している。
私が今シーズン、アーセナルのホームゲームを訪れるのは、ウナイ・エメリが指揮官となって2試合目のホームゲーム、ウエストハム戦以来だ。
その時と比べたら、今回のアーセナルはまるで別物であり、“エメリ流”を叩き込まれたチームに進化していた。彼らは前線から激しくプレスをかけ、エネルギッシュかつハイテンポにプレーし、観る者に強烈な印象を残した。
それに、エメリはヴェンゲル時代を上回る数のファンを味方につけているようだ。4-2というスコアで試合終了のホイッスルが鳴り響いたとき、アーセナル・ファンはチームを称えてサポーター同士で握手を交わし、挨拶に来た選手たちを全力で祝福していた。
情熱的でエネルギーに満ちた、そしてエンターテインメント性にも優れたダービーゲーム。ホームチームの勝利に沸く現地で、アーセナルの番記者に話を聞くと、彼は「エメリはきっと、ヴェンゲルよりいい時代を築くだろう」と興奮気味に語っていた。
ダービーマッチを制したアーセナルは、次回に同ダービーが開催されるまでは「ノース・ロンドンで最高のチーム」だと胸を張る権利を得た。次のダービーは何事も起こらなければ、スパーズの新しいスタジアムで開催されるだろう。不運なことさえ起らなければ……。
そしてやはり、プレミアリーグでダービーマッチを観戦することは、忘れられない記憶として残る出来事だ。それはイングランド人であっても、国外のファンであっても。本拠地が近ければ近いほど盛り上がるので、もし国外から観戦するファンは、ヒントにすることをお薦めする。
取材・文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)