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【指揮官コラム】三浦泰年の『情熱地泰』|J2昇格を前にセルジオ越後さんが教えてくれたこと

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年12月02日

「選手はこの舞台に立てるだけで幸せ」昇格して分かったその意味

鹿児島を訪れたセルジオ越後氏。三浦監督にとっても偉大な恩師のひとりだ。(C) Getty Images

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 講演を聞きに行く事はできなかったがセルジオ越後さんから良い話がいくつか聞けた。
 
 そして、ここから4試合を戦い抜くためのパワーをいただいた。
 
 越後さんは、練習前の選手にこんなことを言ってくれた。
「サッカー選手として、この様な状況(昇格の可能性があるということ)で戦えるのは幸せだ」
「お金を出しても買えない」
 そして「友人のヤスを胴上げしてやってくれ」と講演の仕事で来ただけのセルジオ越後さんが我がチーム、我が選手、スタッフに声を掛けてくれた。
 
 4試合の結果はご存知の通り。セルジオ越後さんに感謝。そして、選手に感謝だ。
 
 4試合で良い闘い、そして4試合を見据えた良いマネージメントができた。
 
 初戦のFC東京U23にはホームで逆転勝ち。ホームでアディショナルタイムでの逆転劇は勢いに乗る勝利だった。続く藤枝とのアウェー戦は良い時間帯に得点が取れてクリーンシートで勝利。
 
 他力という意味では群馬が33節の沼津戦前に敗れたことで、引き分けでも昇格というリーチをかけることができた。
 
 そして、いよいよ昇格が懸かった沼津戦では、ホームに1万916人が駆け付けてくれた。舞台は整ったなか、しっかりした勝負強いサッカーができた。
 
 この舞台に立てるだけで幸せな選手たちが、それ以外のたくさんの人たちに幸せを与える立場になった。闘いの場に立てるだけで幸せな選手が、観に来た人たち、ここまで支えてくれてきた人たちを幸せにしたのだ。
 
 セルジオ越後さんはそれを選手に知ってほしかったんだと思う。選手に胴上げされ、越後さんの言う通りになった。残り4試合。本当に良い時間を過ごした。
 
 そして最終節。最大の目標だったJ2昇格を達成して、我々の2018年シーズンが終了する。
 
「本当にありがとうございました」
 
2018年12月1日
三浦泰年
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