胴上げは、プロ2年目から変わらなかった背番号と同じ14回
平川は「子どもたちが花束を持ってきてくれるのは知っていたけど、(坪井は)サプライズだった。ツボが泣きながら歩いてきて、必死にこらえようとしたけど……」と、思いもかけない男の登場に感極まった。
スピーチでは今後のビジョンとして指導者を目指すことを宣言。そして「夢は監督としてこの埼スタに戻ってきて、また一緒に戦うこと」と、次なるステップに進もうとしている。そんな平川に対し、浦和サポーターも特大のユニホームフラッグと、14番を基調としたビジュアルをゴール裏に作り上げて送り出した。
平川が「336回やってくれと言ったけど、さすがに断られた」と笑った胴上げは、プロ2年目から変わらなかった背番号と同じ14回。主将の柏木陽介をはじめ、誰からも尊敬されて引退を惜しまれたチーム最年長であり、浦和の歴史を最も知る男は、埼スタの光景を目に焼き付けてピッチを後にしていった。
取材・文●轡田哲朗(フリーライター)
スピーチでは今後のビジョンとして指導者を目指すことを宣言。そして「夢は監督としてこの埼スタに戻ってきて、また一緒に戦うこと」と、次なるステップに進もうとしている。そんな平川に対し、浦和サポーターも特大のユニホームフラッグと、14番を基調としたビジュアルをゴール裏に作り上げて送り出した。
平川が「336回やってくれと言ったけど、さすがに断られた」と笑った胴上げは、プロ2年目から変わらなかった背番号と同じ14回。主将の柏木陽介をはじめ、誰からも尊敬されて引退を惜しまれたチーム最年長であり、浦和の歴史を最も知る男は、埼スタの光景を目に焼き付けてピッチを後にしていった。
取材・文●轡田哲朗(フリーライター)