広島――森﨑が今季初スタメンへ
J1リーグ34節
北海道コンサドーレ札幌 ― サンフレッチェ広島
12月1日(土)/14:00/札幌ドーム
サンフレッチェ広島
今季成績(33節終了時):2位 勝点56 17勝5分11敗 45得点・33失点
【最新チーム事情】
●6連敗中ではあるが、勝てば2位決定。
●森﨑、今季初先発へ
●青山、先発復帰。
●今季初めて、3バック採用か
北海道コンサドーレ札幌 ― サンフレッチェ広島
12月1日(土)/14:00/札幌ドーム
サンフレッチェ広島
今季成績(33節終了時):2位 勝点56 17勝5分11敗 45得点・33失点
【最新チーム事情】
●6連敗中ではあるが、勝てば2位決定。
●森﨑、今季初先発へ
●青山、先発復帰。
●今季初めて、3バック採用か
【担当記者の視点】
前節の名古屋戦後、記者陣からこんな質問が飛んだ。
「本当に引退するんですか?」
森﨑は苦笑し、「もう決めたことなんで」と答えた。だが、その質問は多くの人々が抱いた共通の想い。後半途中から出場した紫の8番は、単純かつ何気ないパス交換であっという間にボールを握って名古屋の勢いを消沈させ、ボ一ル保持をコンセプトとするはずの彼らをズルズルと後ろに下げさせた。横、縦、サイドチェンジ、ダイレクトパスを使った速攻と、あえてリズムを遅くして相手を揺さぶる遅攻と。バラエティに富んだアイデアで広島の選手たちを躍動させ、「あと一歩」のところまで名古屋を追い詰めた。
「勝ちたかった」
森﨑が言いたかったことはそれだけ。だが、彼が入った後の広島には、今季のバ一ジョンとは全く違う匂いが充満。現役引退セレモニーが行なわれたことよりも、8番のクオリティを称賛する言葉が相次いだ。
森﨑和幸のラストマッチ、広島はACL出場権獲得をかけて、アウェーで札幌と対戦する。敵将は「ドクトル・カズ」の名付け親である恩師ミハイロ・ペトロヴィッチ。そして札幌ドームは2002年の最終戦、広島のJ2降格が決まり、森﨑が初めての試練を与えられた場所でもある。希有な運命を背負いながら、「俺たちの誇り」とサポータ一に称賛されてきた背番号8は、今季初めて、そして最後のスタメンとしてピッチに立つ。
前節の名古屋戦後、記者陣からこんな質問が飛んだ。
「本当に引退するんですか?」
森﨑は苦笑し、「もう決めたことなんで」と答えた。だが、その質問は多くの人々が抱いた共通の想い。後半途中から出場した紫の8番は、単純かつ何気ないパス交換であっという間にボールを握って名古屋の勢いを消沈させ、ボ一ル保持をコンセプトとするはずの彼らをズルズルと後ろに下げさせた。横、縦、サイドチェンジ、ダイレクトパスを使った速攻と、あえてリズムを遅くして相手を揺さぶる遅攻と。バラエティに富んだアイデアで広島の選手たちを躍動させ、「あと一歩」のところまで名古屋を追い詰めた。
「勝ちたかった」
森﨑が言いたかったことはそれだけ。だが、彼が入った後の広島には、今季のバ一ジョンとは全く違う匂いが充満。現役引退セレモニーが行なわれたことよりも、8番のクオリティを称賛する言葉が相次いだ。
森﨑和幸のラストマッチ、広島はACL出場権獲得をかけて、アウェーで札幌と対戦する。敵将は「ドクトル・カズ」の名付け親である恩師ミハイロ・ペトロヴィッチ。そして札幌ドームは2002年の最終戦、広島のJ2降格が決まり、森﨑が初めての試練を与えられた場所でもある。希有な運命を背負いながら、「俺たちの誇り」とサポータ一に称賛されてきた背番号8は、今季初めて、そして最後のスタメンとしてピッチに立つ。