再び“勝負弱い”元の体質になってしまうのではないか
躍進を遂げた翌年にJ2に降格するなど“ジェットコースタークラブ”と揶揄されてきたC大阪に、規律をもたらし、個性派集団をまとめ上げた手腕は、称賛されるべきだろう。その姿はまさに、枯れ木に花を咲かせる“花咲かじいさん”である。
だからこそ懸念は、この花咲かじいさんがいなくなり、また枯れ木に戻ってしまうこと。つまり勝利への執着が薄れ、再び“勝負弱い”元の体質になってしまうのではないか、ということだ。
「この2年間をどうやってセレッソ大阪というクラブがこれから生かしていくかが鍵になる。これでチャラにしたら、この2年間やってきたことの意味がなくなるし、そう思っている人がいたら、『絶対に違うよ』と直さないといけない。それはフロントも、スタッフも、選手も、同じ仲間である以上、絶対にやらないといけないところ」
水沼が語るように、この2年間の“学び”を活かすことが、C大阪の繁栄を左右するかもしれない。
ユン・ジョンファン監督が育てた芽を摘むことなく、再び開花させられるか。桜軍団にとって、ひとつのターニングポイントとなりそうだ。
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)
だからこそ懸念は、この花咲かじいさんがいなくなり、また枯れ木に戻ってしまうこと。つまり勝利への執着が薄れ、再び“勝負弱い”元の体質になってしまうのではないか、ということだ。
「この2年間をどうやってセレッソ大阪というクラブがこれから生かしていくかが鍵になる。これでチャラにしたら、この2年間やってきたことの意味がなくなるし、そう思っている人がいたら、『絶対に違うよ』と直さないといけない。それはフロントも、スタッフも、選手も、同じ仲間である以上、絶対にやらないといけないところ」
水沼が語るように、この2年間の“学び”を活かすことが、C大阪の繁栄を左右するかもしれない。
ユン・ジョンファン監督が育てた芽を摘むことなく、再び開花させられるか。桜軍団にとって、ひとつのターニングポイントとなりそうだ。
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)