【選手権】名将・本田監督もべた褒め!雪辱Vを狙う流経大柏の「1年生トリオ」

カテゴリ:高校・ユース・その他

平野貴也

2018年11月21日

関川や熊澤らの3年生が奮起し、選手層は今大会屈指の厚さに

FW森山(左)、GK松原(中央)、藤井(右)の1年生トリオ。本大会でも存在感を示せるか注目だ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 もちろん上級生たちも能力が高く、脇役には甘んじない。選手権の連続出場を決めた市立船橋戦では、前半14分に右CKの低いパスを左部が狙い、こぼれ球をMF熊澤和希(3年)が決めて先制。後半は市立船橋にカウンターから3度の決定機を与えたが、関川を中心とした守備陣が身体を張った。

 そして、後半39分に途中出場の岡本竜(3年)がヘディングシュートでダメ押し、2-0で勝ち切った。熊澤が今予選の全4試合で得点したように、要所を締めたのは3年生だ。関川が「連続無失点で昨年に似た形になってきた」と話したように、全国で戦う手応えは十分にある。
 
 練習の最後に15分の紅白戦をガチンコで行なう流経大柏のポジション争いは、壮絶の一語に尽きる。冬も最後まで先発布陣は読めない。県予選から陣容が大きく入れ替わることも珍しくなく、本田監督は「最後に出した3年生(岡本と、長身の技巧派FW北島直樹)が、本当は良いです。乞うご期待」とニヤリ。リードした展開で下級生が伸び伸びとプレーし、最後は力のある3年生が締めくくる。強烈な交代策で市立船橋をシャットアウトした快勝劇に、チームの総合力を垣間見た。

 3年生が先発復帰する可能性もあるが、それでも数人の1年生が起爆剤として起用されるだろう。いずれにせよ、出場機会が増えている1年生は、全国大会でも鍵を握る役回りを担うはずだ。どのように起用されるのか、注目される。

取材・文●平野貴也(フリーライター)
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