試合勘の欠如を本人も痛感…柴崎岳が"復活"するには冬の移籍も選択肢のひとつだ

カテゴリ:日本代表

飯尾篤史

2018年10月20日

クラブで出場機会を掴み取るか、冬の移籍市場で新天地を求めるか

 12日のパナマ戦で先発した原口はフル出場を飾ったが、ウルグアイ戦でスターターだった柴崎は74分、誰よりも早くベンチに退いた。それは、指揮官の柴崎に対する評価が芳しくなかったことを表しているのではないか。
 
 原口がクラブで出場機会を得られていないのは、夏に負った怪我の影響である。原口自身も「なんで出られていないのかは分かっている。肉離れしたところがなかなか治らなかったので。でも、やっと良くなってきた」と話している。
 
 実際、インターナショナルマッチウイーク直前のシュツットガルト戦では負傷した浅野拓磨に代わって14分にピッチに入り、76分間プレーした。パナマ戦でのパフォーマンスも悪くなかったし、この先さらに調子は上がっていくだろう。
 
 一方、柴崎が本来のパフォーマンスを取り戻すためには、やはりクラブで出場機会を掴み取るしかない。ヘタフェのホセ・ボルダラス監督の評価を覆すか、冬の移籍市場で新天地を求めるか。ただし、冬に移籍できたとしても、1月に開幕するアジアカップまでに試合勘やコンディションを取り戻すことはできない。

 森保監督は「まだまだ招集したい選手はたくさんいる」と、代表の門戸は常に開かれていることを強調している。このまま柴崎がクラブで出場機会を掴めないようなら、プレーメーカータイプのボランチとして大島僚太や天野純が再招集されてもおかしくない。柴崎のヘタフェでの処遇と、森保監督の判断に注目したい。
 
取材・文●飯尾篤史(スポーツライター)
【関連記事】
「至高の一撃!」「日本を覚醒させた」久保建英の超絶ゴラッソを海外メディアが激賞!
U-19日本代表、久保建英の決勝FK弾で白星スタート!! 北朝鮮を相手に5-2で勝利!
「半端ない!」「バケモンすぎ…」FKから圧巻のゴラッソを決めた久保建英にファンも驚嘆!
W杯前の飢餓感はどこへ? "妙な余裕"を感じさせたロシア組、一番心配なのは柴崎岳だ
日本対ウルグアイ戦を彩った「美女サポーター」をご紹介!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ