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涙の静岡ダービー完敗から1年… A代表初選出を掴んだヒーローの登場と清水“生え抜き”組の充実

カテゴリ:日本代表

前島芳雄

2018年10月09日

憧れの先輩・岡崎慎司もプロ4年目でブレイクしA代表初選出

静岡ダービーで北川は2ゴールを決める活躍。目下3戦4ゴールと爆発中だ。写真:徳原隆元

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 北川は27節のG大阪戦で10試合ぶりのゴールを決めると、そこから3戦連発の4ゴール。一気に自身初の二桁ゴールに乗せ、通算得点も11まで伸ばしてきた。自信は確実に深まっているが、それに慢心することなく「ひとつずつステップアップできていると感じるので、さらに精度を上げることも含めて、自分をレベルアップしていきたいと思います」と語る。
 
 そして試合翌日には追加招集という形で日本代表に初選出された。本人も「ビックリした」というサプライズだが、試合に出場すれば、清水のアカデミー出身選手としては2002年の日韓ワールドカップで活躍した市川大祐以来2人目の代表選手となる。
 
 中学生の頃から北川のスピードと決定力を目の当たりにしてきた筆者としても、彼の才能を確信しながらも予想以上に早かったという印象だ。当時から彼を応援し続けてきたサポーターを何人も知っているが、彼らの喜びはどれほどだろうか。
 
 北川が背番号23を受け継いだ憧れの先輩・岡崎慎司も、同じプロ4年目でブレイクし、A代表に初選出された。地道に下積みを重ね、地力を伸ばし続けてきた選手は、何かのきっかけで急激な右肩上がりの成長曲線を描くことが多い。岡崎の4年間はまさにそれだったが、北川にもその時期が来ているのかもしれない。
 
 もちろん、岡崎の背中を追う北川は、この程度で満足することも天狗になることもないだろう。
 
 もうひとつ、今節で清水サポーターを喜ばせたのは、アカデミー出身の選手たちが活躍したことだろう。先発では北川の他に左MFの石毛秀樹と右SBの立田悠悟。交代出場では北川と同級生の水谷拓磨。4人ともジュニアユースから清水の下部組織で育った選手たちだ。
 
 北川の2点目をアシストした石毛も、攻守に右サイドを制した立田も、闘志を前面に出したハードワークでチームを牽引。世間的には、クラブユース出身の選手は高校サッカー出身の選手よりも「メンタル面が弱い」と言われがちだが、そうとは限らないことを証明した。
 
「気持ちを前面に表現できたというのは、自分にとって今まで足りなかった部分だと思いますし、空回りすることなくプレーの面でも成長しているところを見せられたので良かったと思います」と20歳の立田も自身の成長を実感している。
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